じゅずシュッツ・番外編


〜連載第4回をアップするのが遅すぎて、なるちゃんが帰ってきてしまいました!
試験も無事終えたようで、練習場でいつものあの笑顔を見ているとほっとします。〜



Bluff your way in Japan
「日本知ったかぶり」
―イギリス人がイギリス人のために書いた本―

著者 Robert Ainsley
和訳 原田 匠彦


The Country 国土

Houses 家屋


日本の家はうさぎ小屋のようだなどという有名な思い違いを信じてはいけない。
日本の家には入りきらない多くのものが「うさぎ小屋」に置いてあるのだ。
それでなかったら「ラブホテル」という、部屋を時間単位で貸すホテルが大はやりする事はなかっただろう。
家屋はいまだに木材を基礎としており、「土台から」建て上げてゆく西洋の家屋とは違い、(言うならば)地震に耐えるように「てっぺんから」建ておろされるのだ?
 日本では水洗便所の割合はせいぜい半分である。
あとは便所の下に汚物だめがあって、2,3週間毎にプロの業者がそれを空っぽにする。
この汚物がどこに行くのか、それはあなたの想像に任せよう。
 
 家には住所*というものがなく、あるのは郵便コード**だけである。
<訳者注>
* 確かにShakespear Street の8番とかいう住所はない。
** 番地と号を書いたプレートのことを言っているのだろう。

このため友人に会いに行く際に、その人の家を見つけることは不可能だ。
そのため全ての区域には「コーバン」、我々の言うポリス・ボックスがある。
そこで警察官は、地図とその区域の住民目録を見ながら、あなたの友人の家への行き方を教えてくれる。
残念なことに、そのポリス・ボックスへの行き方がわからないのだ。
もし誰かに、ある家への行き方をたずねられたら、こう言うべし。
イ)コーラとタバコの自動販売機が置いてある店の近所
ロ)大通りからそんなに離れていない
ハ)小さい寺の角を曲がった所----寺の名前?----ちょっと思い出せない

そうすれば、うそはつかない。  

〜〜〜連載 第4回 終わり〜〜〜




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