八重山毎日新聞社コラム

「やいま千思万想」No.258


【掲載:2024/03/14(木曜日)】

やいま千思万想(第258回)

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 当間修一

最近動画サイトに興味を持ちました。音楽風景を発信します

 コンピュータは作曲・編曲・原稿・メール・下調べ・書物購入など必要なので長く付き合ってきましたが、
ここしばらくYouTubeにはまっています。最近、スマートフォンで主流のSNSからは以前に比べて距離を置き始めています。
確かに便利なコミュニケーションの道具ではあるのですが、色々と面倒なこともあり、実際胸が痛むような記事を読むことも多くなっています。
だからといって使わないということもいかなくて、最小限で済ますとの立ち位置です。
こちらからの発信は少なくなり、必要なものは頑張って見ようとしますがそれも少なくなりました。
YouTubeは動画発信です。
見るのは楽しいかもしれませんが、実際発信となると映像作りに時間がかかり、
画像や音声に凝ろうとすれば時間がもういくらあっても私には無理だと思っていました。
しかし、私自身の仕事は表現すること。
このコラムでも書き始めているような社会との接点など、思いは逸(はや)って押さえることができなくなってきており、
知って欲しい、伝えたいとの気持ちが高まって、いよいよ映像(動画)に手を付けるという事でしょうか。

 言葉での遣り取りと映像とを比べれば、その伝わる情報量の差は計り知れません。
「百聞は一見に如(し)かず」です。使わずにいるというのは私の性格からすれば「遅かった」と言うべきでした。
まぁよく言われることですが、映像というものは影響力が強い故にその信憑性が大切です。
切り貼りした、つまり編集の仕方によって作り手の思惑にまどわされてしまうことになります。
心して発信しようと本気で取り掛かります。

 その為、最近では動画サイトに行く機会が増えました。
参考にしたいからなのですが、実に沢山の投稿があって目眩がします。
先ずは音楽配信から見始めたのですが、何とその世界が異次元に見えたか。くたびれますね。
良い演奏もあれば、「どうしてこんなもの投稿するの?」と思ってしまう演奏に出くわしてしまいます。
しかしこれとて、これから投稿しようと思っている私には参考になります。
「反面教師」として見れば、それは「よくぞ投稿して頂きました」と感謝の念も湧きます。(ちょっと嫌みですかね)。
音楽の楽しさや現場を知っていただきコンサート会場への道を作りたいですし、
自宅や病院、施設などに居られて出掛けることが困難な方々にもお届けできるのであれば、遣り甲斐は十分すぎるぐらいあります。
忙しさが増すこと間違いありません。
勉強、練習、コンサートで毎日を埋め尽くしてしまっているスケジュールにまた一つ仕事を増やしてしまうようです。
しかし、先日から制作、投稿と経験しているのですが、かえってモチベーションが上がりますね。
私ってメカニック好きですが、興味の範囲がドンドン拡がっていくことに快感を感じます。
YouTubeのアドレスをここに掲載させて頂きます。
ご覧頂ければ嬉しいです
http://www.youtube.com/@YomoOn-YaWa 





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