八重山毎日新聞社コラム

「やいま千思万想」No.273


【掲載:2024/11/07(木曜日)】

やいま千思万想(第273回)

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 当間修一

まだまだこの国は「何故?」が多い後進国です

 「政治の事は書かないようにしよう」、との思いも無理でしたね。
状況は安定の方向でなく、一層危うさを増しているようにも見えます。
あの自民党の事件が有っての衆議院議員総選挙が終わりましたねぇ。
終わってからもSNSでは一層様々な思いが湧き溢れています。
自民の人は何もなかったように行動を取る人たちも居て、本当にこの党は長く権力の側に居過ぎた、
とその悪い面がもぞもぞと噴き出す見苦しさです。
選挙前には私も控えめの発言で思いを書きました。
私はどの政党には最初から期待などしていませんでしたから(権力の奪い合いと癒着、世襲)、どの党を押すなどとは書きたくない。
選挙結果を見て、「なるほどね」との思いだけ。メデタイともザンネンとも思はないですね。

 結果は今の自民党政権に「お灸」をすえたかたち。正直少しだけ胸を撫で下ろしましたが。
あれほどの好き勝手な事をしてきたのですからまだまだお灸は足りないような気もします。
法律違反、犯罪行為だったのですよ。
しかし原因を解明する気はさらさらない。これ以上は「留まってほしい」との思いは強く有りました。
では今回の選挙には私はどこに投票したか。
私は正直に表すのが誠意だと思いますから表明します。
それは嫌われものの「共産党」です。

 現状に「党」というものを信頼していませんが、現状では棄権でなく選ばざるをえないのならば仕方ありません。
「共産党」は一番真っ当なことを主張し、行動していると思いますね。今回初めてこの党に入れました。
また、頑張ってほしい政党は、れいわ、社民党です。立憲民主党は入れませんでした。
反対に今回の選挙で最初から書かないと決めていたのは、自民党、公明党、国民民主党です。
中でも国民民主党、選挙が終わってからのSNSではその話題は尽きません。
意外に思った人が多かったのでしょうか。
この党、これからも色々なことが出て来るでしょうし、その度に正体が解ってくるでしょうね、これはまことに面白い。
この党にいま、米国が近づいてきたとのが報道がありました。
いよいよ「釘を刺しに来た」と思うのが普通でしょう。
まだまだ弱小の党に米国の大使とはいえ党首に直に接しようとの意向。
これまで、その時点から流れは変わらず、がんじがらめの国となる。
日本は米国の支配下に入る。離反はダメとの密約が指示が交わされたのでしょうか。

 政治の話ができる様な国にしましょう。それが目標にしたいですね。
選挙前にどうして選挙の話がするのに躊躇(ためらい)持たなければならないのでしょ。
おかしいと思われません?特にメディアは積極的に動かない。
今回の終盤で赤旗がスクープしたニュースは見事でしたね。
後手後手の記事など選挙には役には立ちません。
どんどんスクープを期待したいですね。
SNSなどに先など抜かれるなんて、新聞を愛する者にとっては悔しい限りです。
これからの政府の動きを注視しましょう。
まだまだ日本は危うい状況にあります。
まずは国会の討論からですね!





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