八重山毎日新聞社コラム
「性格が気になる質(たち)です。
【掲載:2024/12/19(木曜日)】
やいま千思万想(第276回)
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 当間修一
「心配性」が慎重派に、そして劣等感が「孤独」を生み、「孤独」は何処へ
八重山のもう一つの新聞コラムにも書いたのですが、どうも私は自身に対しても他人に対しても「性格」が気になるようです。
「心配性」なのです。そういう「性格」なのでしょう。
それにプラスして「しつこく」「しぶとい」が加わります。
「粘り強い」「しっかりしている」というポジティブ(肯定的)に受け取ってくださる方も居られるのですが、
「心配性」故の「忘れることができない」、「イジイジ・ウジウジ」してしまうタイプの人間と受け取っています。
人生において沢山もの忘れもするが、「ある事」に関しては忘れられない。
強いて言えば「絶対に忘れない!」執念深い性格です。
なので、ネガティブ(否定的)な性格を直す方法を模索してきました。
そして出た「結論」がとてもシンプル。
「信頼する人、友人を作っておくこと」でした。
ポジティブ(肯定的)に!要は『人と知り合い、お喋りすればいい』ということ。
嫌ことも、楽しいことも、悩みも喜びも、おしゃべりして一緒に記憶してくれる人を作れば良いのです。
〈生活を楽しく〉の思いを同じくする仲間、友人と美味しいものを飲食しながら「顔を見てお喋り」する。これが一番です。
時には悩みや辛い事などネガティブな話題に成ることもあるでしょうが、そういった友ならばきっと助けとなり、
前向きな気持ちにしてくれるに違いありません。
友と言えば、世の中には、憎めない悪者(慢心・偏狭・不寛容な人々)と受け取られる性格の人も居るものです。
「悪(わる)」なのに、どこか憎みきれない人。
職場にも居ると思うのですが、最近話題になっている政界の人は「憎めない悪党」には当てはまりません。
本当に「悪」だと私は思っています。
その人を憎もうとは思いませんが「許せない人」です!
そんな人ほど「人受け」が良いとくる。一見、言葉使いも丁寧、物腰も柔らか、でもその裏の正体は真逆。
そんな人を沢山私も見てきました。そんな人が「良い人」だと思ってしまう国民性。
私たちは「お人好し」なのか、怒られる覚悟で言えばきっと「バカ」なのでしょう。
深く考えない騙されやすい人種なのでしょうね。
もし「悪」を知りながら強く推してくる人ならば、既得権者かもしれません。
何らかの利益を得ている人ということです。
本当に社会にとって迷惑な人たちです。そういう人たちの根っこは国民の税金の使い方と繋がっています。
「人の褌(ふんどし)で相撲を取る」輩(やから)です。
これって税金泥棒であるかもしれません。それが生業ならばですが。
「お前のものは俺のもの」なのでしょう。
(ちなみにこの格言、実は「お前の物は俺の物、俺の物も俺の物!」という名言で、基はシェイクスピアの台詞らしく、違った良い意味もあります。)
私のように心配性から慎重派になり、劣等感にも繋がった。
劣等感から周りと距離を置くことで孤独となり、人から「孤高」とも評されるのですから、
孤高と劣等感は表裏一体。私は良い意味で、全ての事を超えた「孤高」になりたいですね!