八重山毎日新聞社コラム
京都でタクシーに乗った際の運転手さんとの会話で一瞬「ヒヤッ」としました。よく喋る運転手さんで、観光客の話から。「外国の観光客が少ないね〜。関東からの客が増えたよ。」って大笑いしながら「乗客の中にユーチューバーが居て、これが面白いかった!」と。「何とユーチューバーさんが大金だして、『この金額で行けるところまで行って欲しい。』って言うんだよ」「で、それをYouTubeに挙げるんだよ。中には何十万出して何処まで行けるか?という人も居たよ」、「へぇ、そうなんですね」と聴いていたけれど、その後がいけません。最近の若者はテレビは見なくなって新聞も読まなくなった。皆ネットだね。YouTubeを見ている。自分(運転手さん)もそうだと言う。「テレビはフェイクだね。ネットが本当の事を言っている。」「ネットでの高市さんの応援が多くて良いんだよ。それは真実だね」と言った所で目的地に着いてタクシーを降りる。もう少し乗っていたら話に「突っ込み」を入れていたかも知れない、と同乗の者と笑い合いました。
【掲載:2026/01/22 (木曜日)】
やいま千思万想(第299回)
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 當間修一
【やはり解散ですか。大切な国会、議論が無いままに】
永田町の動きは本当に理解に苦しみます。まるで別世界です。国民全体に目は向けられていない。有るのはある一部の人たちだけに向かっている姿です。
今回の理解に苦しむ衆議院解散、そして選挙。誰の為に、この時期に何故?との疑心が強いです。
このコラムを書いている日の夕方に総理の記者会見があるとのニュース。聴いてみてから書くべきなのでしょうが、聴くまでもなく書きたいことがあります。
首相、いろいろ説明や思いを語るでしょうが、その前にやるべき事があったでしょう。何故それらについての議論をせずに「御破算」とする選挙に出たのか。これがとても腹立たしい。
地域によっては演説も投票場に向かう事も困難になる豪雪時期。それらを無視した「超急ぎ解散」とはいったい何なのか。
忘れてはならないことがあります。政治と金の問題です。「政治献金」「裏金」「脱税」はどうなったのか? それに「災害」「経済」「人口減少」「省エネ」対策は?
そして「隠蔽・改竄」問題。今回の選挙では「みそぎ」が終わったして議員復帰する道筋が引かれている。何ということでしょう。
「右」や「左」「中道」とかの問題ではありません。議論無し、対策なし、自らが言った「約束」を果たさない国会議員とは何なのでしょう!
「法」「倫理」をこの国は尊ばないのですか?「情」が大手を振る。米国のトランプ大統領の行動をどう見ているのでしょう。
そこにきてイタリア外交。涙も流すほど素晴らしかったとの意見が溢れる。一方、米国に対してあの外交は何だったのでしょう。「強い首相」のイメージは私には無いですね。どちらも自分中心を感じるんです。
この原稿を書いている中、立憲民主党と公明党の新党「中道改革連合」の綱領、基本政策が発表されたようです。五つの項目を見てみると、やはり誰もが解りやすい具体的な方針は書かれていないですね。これでは発信としては弱いでしょう。「原発」「日米条約」など「曖昧」な方向性に留まっています。急ごしらえで政策を深く絞り込む時間が無く、固まりきれない新政党の姿を映し出しています。
我が国では「思考減少」が起こっているように感じて私は不安です。考える大人が減少している。どの世代もSNSがニュースの中心なんて偏り過ぎです。
いまこそ、全方向に目と心を傾けて我が国の姿を探りませんか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
京都でタクシーに乗った際の運転手さんとの会話で一瞬「ヒヤッ」としました。よく喋る運転手さんで、観光客の人出の話から。「外国の観光客が少ないね〜。関東からの客が増えたよ。」って大笑いしながら「乗客の中にユーチューバーが居て、これが面白いかった!」と。「何とユーチューバーさんが大金だして、『この金額で行けるところまで行って欲しい。』って言うんだよ」「で、それをYouTubeに挙げるんだよ。中には何十万出して何処まで行けるか?という人も居たよ」、「へぇ、そうなんですね」と聴いていたけれど、その後がいけません。最近の若者はテレビは見なくなって新聞も読まなくなった。皆ネットだね。YouTubeを見ている。自分(運転手さん)もそうだと言う。「テレビはフェイクだね。ネットが本当の事を言っている。」「ネットでの高市さんの応援が多くて良いんだよ。それは真実だね」と言った所で目的地に着いてタクシーを降りる。もう少し乗っていたら話に「突っ込み」を入れていたかも知れない、と同乗の者と笑い合いました。
永田町の動きは本当に理解に苦しみます。まるで別世界です。国民全体に目は向けられていない。有るのはある一部の人たちだけに向かっている姿です。
今回の理解に苦しむ衆議院解散、そして選挙。誰の為に、この時期に何故?との疑心が強いです。
このコラムを書いている日の夕方に総理の記者会見があるとのニュース。聴いてみてから書くべきなのでしょうが、聴くまでもなく書きたいことがあります。
首相、いろいろ説明や思いを語るでしょうが、その前にやるべき事があったでしょう。何故それらについての議論をせずに「御破算」とする選挙に出たのか。これがとても腹立たしい。
地域によっては演説も投票場に向かう事も困難になる豪雪時期。それらを無視した「超急ぎ解散」とはいったい何なのか。
忘れてはならないことがあります。政治と金の問題です。「政治献金」「裏金」「脱税」はどうなったのか? それに「災害」「経済」「人口減少」「省エネ」対策は?
そして「隠蔽・改竄」問題。今回の選挙では「みそぎ」が終わったして議員復帰する道筋が引かれている。何ということでしょう。
「右」や「左」「中道」とかの問題ではありません。議論無し、対策なし、自らが言った「約束」を果たさない国会議員とは何なのでしょう!
「法」「倫理」をこの国は尊ばないのですか?「情」と「狭い視野」と「嘘」が大手を振る。米国のトランプ大統領の数々の驚きの「法」を無視した行動をどう見ているのでしょう。
そこにきて、イタリア外交で首相は褒め称えられ、涙も流すほど素晴らしかったとの意見が溢れる。しかしこれで米国との外交姿勢の違いが顕著に現れたのも確か。米国に対して強い態度には出られない外交とは何なのでしょう。「強い首相」のイメージは私には無いですね。どちらも自分中心の強い者への「すりより」「おもねり」を感じるんです。
この原稿を書いている中、立憲民主党と公明党の新党「中道改革連合」の綱領、基本政策が発表されたようです。五つの項目を見てみると、やはり誰もが解りやすい具体的な方針は書かれていないですね。これでは発信としては弱いでしょう。「原発」「日米条約」など「曖昧」な方向性に留まっています。急ごしらえで政策を深く絞り込む時間が無く、固まりきれない新政党の姿を映し出しています。
我が国では「思考減少」が起こっているように感じて私は不安です。考える大人が減少している。どの世代もSNSがニュースの中心なんて偏り過ぎです。
いまこそ、全方向に目と心を傾けて真の理想を探ろうではありませんか。