八重山毎日新聞社コラム

「やいま千思万想」No.300


【掲載:2026/02/19 (木曜日)】

やいま千思万想(第300回)

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者  當間修一

【今世紀最大の『謎』の一つが起こりました 皆で謎を解き明かしましょうか】

 誰もが予想だにしなかった自民党の「圧倒の大勝」で衆議院選は終わりましたね。(自民 316議席獲得 単独で3分の2超 「中道」は49議席)少し議員数を伸ばした野党もあって驚きもまた増えています。
野党第一党だった「立憲民主党」の数の少なさを嘆く人も居れば、自民の数を大いに喜ぶ人が居る。
しかし、その後の専門家の話をまとめてみれば「自民党が支持されたわけではない(ある統計では有権者の30%程しか自民党に入れていない)。高市早苗さんの人気で票を大きく獲得した」との分析です。
これは今世紀最大の「謎」です。高市さんの何をもって支持したのか、良しとしたかです。余り書きたくは無い言葉ですが、これも相当数の人たちが口にしています。ナチを生んだドイツ、あの時代の民衆に似ていると。
高市さんを支持したい気持ちも解らないではないのですが、まだ着任間もないため総理としての実績もなく、内容には意見も分かれているようですが失言もあり、国家間に緊張を与えたことは確か。これからも関係悪化は続くことでしょう。
答弁で居直る姿も多く、その応対で述べた言葉が動画配信されているのに人気が出る。それも異常に高く。「いじめられていて可哀相」の意見はどう見積もってもおかしい。あの強い言葉と姿勢には「可哀相」は似合わない。何処を探しても私には出てこない。もう一度書きましょう。票の行方、「これは今世紀最大の『謎』の一つです」。
高市早苗さんが選ばれたということは自民党(議員)の様々な問題を容認し、その政治の中で起こった
「モリカケ問題」「政治資金規正法違反」「裏金問題」「秘書給与詐取(さしゅ)」、議員の「スキャンダラス」な事件などもう関係なしだし、関心も薄れたのでしょうね。勿論、法律遵守も関係なし。
国民は、それらを容認し、政治の継続を判断したのですね。それも「白紙委任状」を与えたのです。
他紙にも書いたのですが、これまでの歴史を振り返れば「どうせ騙される。何度でも何度でも騙されるし、騙されても気づかないし、騙されたと気づいても騙すものだろうと怒りもしないし、騙されても忘れるし」となってしまうのでしょうか。
結果が出たのです。それなら誰もが高市政権は「良かった」と言える時代になるように、協力し合いましょう。
特別国会が18日に召集されました。この会期中に何が起こるかを、投票した人は是非とも「注視」です。
〈国民は、自民党の様々な問題を容認し、政治の継続を判断したのです〉から、そのことを含めて先行きを見つめ、未来を想像しましょう、近視的でなく。どの様な問題が解決に至らず未だ残っているのかを。それは選挙で選んだ国民の責任です。議員任せでなく、国民全体で協力し合って「良き国」へと向かいましょう。
「美辞麗句(びじれいく)」が飛び交っていて私は閉口気味です。その中身の無さに無力感に襲われるようで忸怩(じくじ)たる思い。綺麗な言葉より実行(結果)で責任を果たしましょう!





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