八重山毎日新聞社コラム
「睡眠」の大事さを痛感しています。私は以前から寝付きが悪く、日中の仕事の効率が悪い状態が続いていました。寝付きが遅い分、起床も遅く、また寝不足感で一日中気分が晴れないです。しかも日中に眠気に襲われる。
【掲載:2026/04/02 (木曜日)】
やいま千思万想(第303回)
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 當間修一
【充実の睡眠「春眠暁を覚えず」は幸せ時間】
専門家は睡眠時間が少なければ寿命も短くなると警鐘を鳴らすのですが、判ってはいるもののだからといって直ぐに解消できるわけにはいきません。
寝る1時間前に入浴するとか、カフェインを控える、寝室を暗くする、寝る前に温かい飲み物を飲む、リラックスできるアロマを使用する、これらが効果的とは常識になっているようです。実行すればきっと寝られるのでしょう。
しかし、私には寝る準備の時間が取れず、疲れ果ててベッドに直行です。横になっても頭が冴えて寝付けない。肝心の脳がまだ働き続けていて休もうとしない。そして寝たとしても私の脳は働いているよう。つまり24時間稼動かと思うほど活発なのです。やっと寝ても、夢を見る。その内容は仕事(ステージ上にまつわること。楽譜が消えたり、失ったりすることが殆どです)、人物が出てきて議論することもあります。これは脳が休んでいない証拠です。(疲れる原因に人間がらみの「不安」があるでしょう。また世相の偏り、不均衡である事が大きい。これは寝不足になるのは当たり前ですね。)
何とかこの良くない連鎖から解放されるために思い切った習慣付けを行うべき時にきているとここにきて一念発起です。
そして寝付きが良くなりました。原因は「勉強」にある、と気づいたのですね。それは忙しさが増し、必然的に追い込まれる状況に陥った事がきっかけでした。以前よりも集中力が増し、また持続して、酷使と思うほど脳を使うことで寝不足が解消です。しかしこれって以前には脳は疲れるほどには使ってなかった!って事だったのでしょうね。
スマホやパソコンを開くことが減りました。その代わり、本による幾つも併行しての資料調べ(活字を多く読む)、そして暗記しなければならないことが増えました。
夜は早くに眠気が襲ってきます。忘れていた感覚です。夢も見なくなりました。目覚める直前に夢は見ているようですが、「気持ち良くない夢」は見なくなりました。
寝ることの幸せ感は格別ですね。夜の就寝時が楽しみになりました。お酒を飲む時間も少しばかり減っています。お酒より「本を読む」「思いに耽る」のが好きだった事を思い出しています。
楽譜を見るのが細かくなりましたね。読みも深くなったと思います。老眼が邪魔ですが、これは致し方ないとの諦めです。
練習がこれまで以上に楽しく成りました。が、それは疲れも増えているということ。しかし充実感がより増えている。これは脳を使う質が変化しているということでしょう。
「24時間稼動かと思うほど活発」と思っていたことが、そうではなかった。それが寝つきの悪さの原因ではなかった。
今夜も気持ち良く睡眠に入れるでしょう。最新の情報で知った、〈寝る30分前にトマト100%ジュースを飲む習慣〉を実行して。