八重山日報コラム

「音楽旅歩き」No.127


【掲載:2018/10/28(日)】

音楽旅歩き 第127回

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者  当間修一

ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用は活発にかつ思いを深く

 インターネット上で、[SNS]と略されるソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service)は最近とみに賑わいを見せています。
その代表的なものとして、「Twitter(ツイッター)」「Facebook(フェイスブック)」「LINE(ライン)」「Instagram(インスタグラム)」「mixi(ミクシィ)」が有名で、そこでは様々な情報が行き交っています。
そこでつぶやいたり、情報、写真などを掲載した際、それに対して反応が過剰になり(「炎上」という言葉もよく知られるようになりました)、
個人的なコミュニケーションを超えて社会的な動きとなる、そのような状況が最近頻繁に起こっています。
それらは仲間の間でも話題となることが多いです。
術(すべ)として、道具として、形態として[SNS]は良いものだと思うのですが、扱うのは人間。
やはり使い方によっては困ったことになることもあるようでその方面で色々と取り沙汰されています。

 今の時代、余程の信念と覚悟、実行力がなければこれらを完全にシャットアウトすることは難しいです。
TVなどの番組でも話題になりますし、その情報がそのまま放映されたりもします。
そのことで、知らないうちに影響を受けてしまっていることはあるでしょう。
私も、その中の幾つかに参加して利用させて頂いています。
フォロワーと呼ばれる人たちに読んだり観たりしていただいているのですが、「いいね!」なんて付けられてしまうとつい綻(ほころ)んで喜んだりします。
でも、気を付けなければならないこともありますね。
〝つぶやき〟や〝情報〟が意図していなくても人の気持ちを傷つけてしまうことがあります。
(確信犯的にそれが目的で応対する人もいるらしいですが・・・・。それらは「ソーシャル・ハラスメント〈我が国ではソーハラとも〉」と呼ばれているようです)
残念なことではありますが、まぁ、これも人間の為(す)ることですから致し方ないことかもしれませんね。
私も利用している者ですから気になります。無責任になるのは嫌ですから。
責任を取れないのであれば止めておけばよいのに、つい「こんなふうに思ってます」「こう考えています」「こんなことを今度しますから」的な思いを知って頂きたいとの欲も捨てきれません。
細心の注意を払いながらの投稿なのですが、時折本当に心を痛めるようなことになるのもありますね。「気を付けねば!」です!

 [SNS]上のニュースは信用できるか?という調査が行われたそうです。
それによれば、「信用する」が12.9%で「信用しない」との答えが87.1%、ですって。
その理由は「SNSのニュースはソースを含め真偽不明確が多い」という意見。
「情報源」にこだわる。確かにそれは要(かなめ)です。
[SNS]は災害時や事故の発生時などに力を発揮。
そこは前向きに活用したいものです。
情報源には責任を持ってですね!  





戻る戻る ホームホーム 次へ次へ