八重山日報コラム

「音楽旅歩き」No.220


【掲載:2023/09/10(日)】

音楽旅歩き 第220回

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者  当間修一

【夏は危険な季節 男と女の駆け引きは楽しく〝コミュ〟しましょう】

 男と女の問題はいつの時代でも深い。そして難解だ。
結局、どういった関係を作るかという問題だけだと思うが、年齢や性というものが絡んでくると事は難しくなる。
男と女はどのような関係を作るのか?社会的権力闘争の中、上下関係と関連しての主従関係。
経済力の不均衡。腕力が勝るか、知恵が勝るか。
そんな色々な社会的な問題に惑わされず「互いが協力しあって」「理解し合って」「共有しあって」この地球上で生き抜いていく。
そんな関係が築けないものだろうか。

 ちょっと身近な問題を考えてみました。その後には馬鹿馬鹿しい問題も触れてみます。
先ず、結婚するか、しないか。そして子どもが欲しいか、欲しくないか、です。
ただ、子どもに関しては社会としてとても大事なことですから(「少子化問題」に直結。人類として子孫を残せるか否かの問題です)、
個人として「自由」がいいから「子どもを産まない」とは聞き捨てられないし、受け入れがたい。
そこには〈言うに言えない〉事情があるとしても、です。
想像してみてください。
地球上の人間の多くが「子どもはいらない」となれば、人類は間違いなく滅びます。
「産まない自由」は必要ですが、全てはバランスの中にあります。

 ここからが大切です!
『しかし、これが逆で「産みたいけれど産めない」というのであるならば、これは社会的に重大な問題ですから放ってはおけません。
「産みやすく、育てやすい」とする制度作りは社会の責任です。』
我が国ではこの点においても先進国に後れを取っています。
民族的文化とか歴史的価値観の違いとしてではなく、「命」とどう関わるか、「命」を何にも増して大切と考えるかの一点は譲れません。
我が国ではあまりにも「命」の軽視が顕著です。
どうしてこんなにも人命が軽いものになってしまったのでしょうか。
さて、男女の駆け引き?が、明るく、楽しく、活き活きとしていますように。そこには未来が見えてきます。
いきなりですが、「痴漢」って何故無くならないのでしょう。
都市では日常的に起こっています。
男の言い分は「お前がそんな恰好しているからだ(きっと露出度の多い服と様相のことを指しているのでしょう)」と。
女は言います(怖くて言えなく、思っているだけかもですが)、
「欲情して痴漢行為する方が悪い。私は好きな格好をしているだけ」だと。
先日、合唱団の女性とこの件で喋ったのですが、少し噛み合いませんでした。
面白くなって聞きまくる私。
「男が痴漢する気持ちって、もしかして女性が仕掛けている、ということは意識しないの?」
応えは「仕掛けるなんて思ってない!どこが良くないの?痴漢行為が悪い!する男が悪い!」。
ごもっともです。で、女性方にお願いです。男には凜(りん)として叱咤(しった)してやって下さい。
させてはなりません。
対処できる対策をいつでも練っておいて下さい。
石垣島の空気は気持ちが弛みがち。
男たちはいつでも〈狩人〉にと心得て下さい。
男が女に惹かれる。もう、夏の女性は魅力満開なんですから。[この項続きます]





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