八重山日報コラム
性格を、変えることができると思われますか?
【掲載:2024/12/08(日)】
音楽旅歩き 第244回
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 当間修一
【驚きの人、唖然となる人が出る背景の時代なのでしょうか!】
【三つ子の魂百まで】との言葉もあってこの諺(ことわざ)は耳から離れないほど聞かされてきました。
意味は「3歳頃までにその子の性格が形成され、その性格は、100歳まで変わらない」という事。
思春期に入った頃から「性格」が気になり始めましたね。対人関係が多くなるからでしょう。
良い所にも気づきますが、普通は気になるところ、嫌なところに目がいきます。
「死んでしまいたい」と思うことも有りましたね。
今から思えばそう深刻にならなくてもと思うような事ですが、その解決法を知らなかったからです。
解決法ってそう難しいことではありません。「人に相談すること」「助けてもらえる人をつくっておくこと」です。
これって「言うは易し、行うは難し」かもしれませんが〈心を堅くしない、力まない〉がポイントです。
「力む」は何事においても気を付けなければなりません。
心身の「力む」は正常ではない状態を表しているからです。
力を抜く、つまり「脱力」に依って全てから解放され、異常なものから守られ、正常な状態となります。
信頼する人、友人を作っておくことに話は戻ります。
要は〈生活を楽しく〉を基盤に置いて沢山の人と知り合い、そしてお喋りすればいいということなのですね。
最近のニュースに出てくる人、言ってはいけませんが性格悪そうです。いや、唖然たる悪さですね。
きっと良い友達が居なかったのだと、勝手な思いを持ってしまいます。
「自分が一番優れている」「他人は劣っている」「役に立たない他人は無視すれば良い」を貫けばいい。
その事が自身にストレスを生まないと知ってしまったのかも知れませんね、性格の悪い人は。
本当に驚きの人が現れ過ぎです。
闇バイトに染まる若者、市長が性犯罪で訴えられる(大阪近郊の市長)、そしてパワハラが発端となって辞めた知事がSNS選挙で再選し、
その後も選挙対策での疑惑が問われ、話題となり、現在も県政が混乱している。
それに輪をかけて現れたのは、知事を応援する為に自身の当選を目指さず立候補した話題の人物。
この人物の性格も知りたいです!
ごく最近ではお隣の韓国でとんでもない事をしでかした大統領もいて、アメリカも、ロシアもウクライナもイスラエルもその首長の性格が気になります。
取り巻きも居るし、議会もあるのですが、個人に権力が集中すれば人間の資質が問われて当然です。
とんでもない権力を行使する可能性もあり、その個人の「性格」を知ることはとても大事、そしてその判断は大切です。
「性格」を直したいと思ってきた私です。しかしこれは「良くない性格」を自身で発見し、理解したからですね。
もちろん良いところも指摘され、喜びを感じさせても頂きましたが、やはり「直すべきものは直す」です。
そこで「性格は変えることができるか?」との問題です。
ぐるぐるまわる問い。
結論は「人の振り見て我が振り直せ」です。
沢山の他人が示してくれています。
他人に学べ!これですね。