八重山日報コラム
「若者たち」への分析が始まっています。これまでにも様々な動向調査が行われていましたが、それが加速度的に進んでいるようです。
【掲載:2026-01-25(日)】
音楽旅歩き 第265回
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 當間修一
【「無知」こそ大敵、今何が行われようとしているか知りましょう!】
目的はやはり衆議院選挙予測のためですね。無党派層は圧倒的に若者たち。その若者たちがどのように政治を見て行動するのか? 有権者にとって大きな関心事です。
どの調査でも若者たちは今の政権を支持しているようです。それがどの様な意識での判断なのか?私は大いに気になります。
SNSが大きな役割を担っているのはよく知られているところです。テレビや新聞・雑誌から情報を得るより、簡単に閲覧できるSNSに頼っている。
SNSでは「軽い、門切り型の解りやすい言葉」「論理でなく心情による言葉」が溢れています。それらが「偏っている内容」との意見も発信されてはいますが、圧倒的に信じて現政権を「推す」内容で一貫しています。
その、大勢の人たちに向かって「もっと広い視野を」とか「内容をよく調べて」と言っても虚しさを覚えるほど「のれんに腕押し」感です。
これは若い人たちに接する機会が多い私の率直な感想です。若者に言いたいですね。「話題・問題になっている事柄を本当に考えましたか。異なった意見も考えて自問自答しましたか」。客観的に見ても内容は「議論を尽くし精査されたものですか」と。
「モリカケ問題」「政治資金規正法違反」「裏金議員」「秘書給与詐取(さしゅ)」その他、議員の「スキャンダラス」な事件など忘れてはいませんか。
この国はいつの間にか「無法」でも良いという価値観になったのでしょうか。また人間は「嘘」をついても問題にしないという国になったのでしょうか。人の物(税金)は好き勝手に使っても良いということでしょうか。
もう一つ忘れてはならない大事なことがありました。「アベノミクス」です。この経済政策の成果は議論されたのでしょうか。専門方達の論争があったのでしょうか。それが良かったと多くの国民が納得できる論議は尽くされたのでしょうか。実は何も示されないまま継続されています。その政策を「良し」と一方的に判断しているだけです。この国は〈歴史」に学ぼうとしない〉歴史を持つということを自覚しているでしょうか。
歴史として忘れてならないこと、それは「原爆」と「戦争がもたらした庶民の暮らし」です。今年、戦後81年を迎えます。七十代から下の世代は「戦争」を知りません。若者に至っては体験話も聴いていない世代です。「平和」という言葉が彼らにとってどうようなイメージなのか。戦争の悲惨さを想像するのと、しないのとでは雲泥の差です。
目先の事も大事ですが、見えないけれど、一番失ってはならない「生活」を基盤とした判断をしてほしいですね。それには思慮深さが問われます。
どうもよくわからない選挙が行われます。国会を無視するような解散劇。すこし考えてみれば、政権が生まれたその後の政策がいかに国民の声を聴いていないかが判ります。既にこの国は主権者が誰で有るかを知らせようとはしていないかのようです。「無知」こそ大敵です。