八重山日報コラム

「音楽旅歩き」No.268


【掲載:2026-04-12(日)】

音楽旅歩き 第268回

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者  當間修一

【「おっちょこちょい」が多くなりましたね。「しっかり者」が良いとは限りませんが】

 世の中「おっちょこちょい」の人が増えました。これ、悪意をもって言っているわけではありません。
〈仕方ない人やなぁ〉と微笑んで使う言葉です。
しかし、政治の世界ではちょっと困ったことになる。それが米国の大統領や日本の政治家たちと重なって見える私です。イランの問題にしろ、それに対する日本の対応にしろ、何だか〈呆れる〉文言が飛び交っています。知性というものが何処に言ってしまったのか。言っていることが信じられない。言う方も聞く方も解っていながら見聞きしている。おかしな世界になったものです。
紛争地から遠く離れているからまだ身近には捉えられていない日本でしょうが、やっと石油関連のモノの値段が上がるということで向き合うようになった。毎日のようにテレビではこの問題が取り上げられていますが、皆本当のことは誰も知らない、解らない。空回りのコメントばかりが流れている。もっとしっかりしたソース(出所)とデータを提示しながらの説明でないとどうも〈信用できない〉となる。
 コメンテーターの方々もそのソースは外国の新聞社や通信社から取っている。そこで発信された画像や記事を見て喋っている。一般的には言語(外国語)が読み書き出来る人でないと使えませんが、それでも一応ニュースとなって我々国民が知る手立てとなっていることは良いことではあります。
 国民個人のプライバシーを覗くことに躍起になっている、法改正を望む人たちが、世界の政界のプライバシー、秘密事をドンドン覗くことに舵取りして欲しいなぁ、と何となくですが感じる私です(〈知らんけど〉です)。
 「おっちょこちょい」と似た言葉で、関西弁でしょうか「いちびり」「やんちゃ」という表現があります。自己中心的な行動であることに間違いないと思うのですがいかがでしょう。他人を軽んじることで出来る行動です。物事を深く洞察することなく言動に表すってことですよね。もしそうでないならばそれは「確信犯」です。そうであれば問題は深まります。「信頼」から遠ざかるばかりです。
「秘密」と「嘘」が結び付き、堂々と行えば何だって言った者の思いのままです。その現象が政治の世界で今行われている。
まぁ、今となっては使い古された言葉と成りつつある「民主主義」においては、と思っている私は「世間知らず」なのでしょうね。
 大阪人の諺(ことわざ)にあると聞きます。「空ばっかり見とったら首疲れるぞ」なんですって。夢ばかり追っていると疲れるぞ、との意味で使うらしいですね。そうなんですよ。私疲れます。大いに疲れます。
しかしまた、こんな諺もあるらしい。「後ろばっかり見とったら、前、見えへんぞ」ですって。
これは救いですね。確かにネガティブの思考から解放される諺。すべからく前向きに行きましょうか。





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