八重山日報コラム
我が国は他国と比べて本当に他国と異なることが多いです。その事に戸惑います。近年、それがもっと広がっているように思い私は恐怖すら覚えるようになりました。
【掲載:2026-06-14(日)】
音楽旅歩き 第270回
「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者 當間修一
【未来を神頼みにするつもりですか?いえそれは余りに安易です】
〈異なる〉を自慢する人がいます。それは他と比べているのですが、その評価はどのように成されたのでしょう。どれ程の知識でもって比べられたのでしょう。そして確実性を持っているのでしょうか。
どうも自慢する人は評価に至る手順を追っていないかのようです。とにかく結論ありきで持論だけ、そして自慢して自己主張します。
世界中が現在喘いでいるのはその自我主張のためです。どこもかしこも青息吐息状態です。戦争が最も象徴的で、それを仕掛けた理由には説得力がありません。
100年ほど前からとんでもないことが起こり続けています。人類の進化は時を圧縮した形で〈存亡の危機〉までやって来ました。科学もしかりで、すでに人間を超えたものとして脅威を与えています。地球が壊れる武器も持ちました。気候変動も起こしています。この状態を誰が想像出来たでしょう。(しかし実は居たのですが誰もその意見に耳を傾けようとはしなかった)。
私たちの身の回りに有る物は人間が追いつけない状態にまで進化しています。人間が空を飛ぶという夢は飛行機を生み、戦闘機へ。そして人類が望んだ地球外へ向かうロケットは、今ではミサイルとして多くの人間を殺しています。ヘリコプターはドローン(小型無人機)となって、空からの目線を提供しつつ、殺人機へと変わっています。
これらには全てコンピュータが携わっているのですが、この恐るべきモノが扱えないと仕事も無いという程に普及しました。驚くべきことに、そこから赤ちゃんまでもが手にする電子機器(タブレット)も生まれました。現在では仕事上でも手放せなく成ったあの魔物です。
暮らしに必要な道具も満ち溢れています。人間の手足となる心憎いアイデア商品が並び、その陰で実は人間が取り残され孤独となっている。価値観が変わり、自信を失う人。社会の規範も薄くなり、結果、人を傷つけても良い、自分を守る為には嘘をついても良い。共有財産(自然)も私物化して良いとなって犯罪も増える。そこにきて自然破壊が起こる。温暖化を本当に止めようとしているのでしょうか、私たちは。今こそ地球を見る目が必要です。愛おしく見る眼が必要です。
人をリスペクトできない人が増えています。物事を軽く見ることに慣れてしまった。もうこの世は神に縋(すが)るしかないのでしょうか。神頼みしていれば解決となるのでしょうか。
神などいないと言い放った人間が過去にいます。科学的には証明できないでしょうが、私は居ると思っています。でなければやってられません、そう思わなければ生きていくことなどできません。良い神に願って神から背中を押していただきましょう。神も羨むような世界をつくりたいですね。その為にも機器たちに勝って人間力で前進しましょう。それしかありません!