『当間の日記』
No.665(09/07/28)[男声合唱団《風童~Sylph~》(かぜわらし)創立演奏会]
新たに男声合唱団を立ち上げました。
その初めての演奏会を京都府立府民ホール「アルティ」で行いました。創立演奏会です。
私が指揮する「OCM合唱団」、「京都モンテヴェルディ合唱団」、そしての「名古屋ビクトリア」の男声によって構成されています。
『マイヌング(私の想い)』
第124回(09/07/28) 「男声合唱団《風童~Sylph~》(かぜわらし)に想う」
所詮、ステージで演じる人はエンターテイナー【entertainer】だという方がいます。(私も時々使うことがあります)
言葉の定義は難しいのですが、これはエンターテインメント【entertainment】、「演芸」。「余興」。だとの意味です。
「演芸」は落語・講談・漫才・演劇・舞踊などの大衆的なものを指すことが多いですね。
名を成し、名人と呼ばれる人はこの分野に多いです。
一方、それらと重なる(含む)「芸能」と呼ばれる分野があります。
「演芸」もその中に含みますが、詩歌・音楽・絵画・工芸・書道・生花・茶道などを指すときに用いられます。そこでは名を成した方を「名人」ではなく「芸術家」と呼ばれることがあります。
「名人」と「芸術家」、それは異なっているのでしょうか。
が次の当選者です。
記念番号で演奏会チケットをペアでプレゼントしています。
604000番を引いた方のお申し出をお待ちしています。
お申し出はoffice@collegium.or.jpまで。
◇聴講大歓迎です!聴講については、出入り自由ですので、ご都合のよい時に直接会場へお越しください。
◇最終日8/2の発表会(16:30~)は来聴無料です。どうぞお気軽にお越しください。
毎回好評をいただいております「当間修一合唱講座 in Tokyo」、今夏は東京と名古屋で開講いたします。
●当間修一合唱講座 in Tokyo Vol.8●
会場:日本福音ルーテル大岡山教会
今年も個人とアンサンブルのレッスンを行います。
最終日には成果発表を行いますが、今回はアンサンブルグループには課題曲を、また個人レッスンを受講頂いた方々で新たに二重唱、三重唱などに取り組んで頂く試みを企画しております。
7/31 | (金) | 15:00~21:20頃 | 個人レッスン枠、アンサンブルレッスン枠を設けます。 |
8/1 | (土) | 10:30~21:10頃 | 個人レッスン枠、アンサンブルレッスン枠を設けます。 |
8/2 | (日) | 11:00~ | 発表会に向けての練習 |
16:30~ | 発表会を実施 |
※個人レッスン
一枠30分となります。初めての方も受講頂けます。
当間修一と大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
コーアマスターの倉橋史子、2名の講師による
2つのクラスを開設します。
※アンサンブルレッスン
一枠45分、受講の仕方は以下の2つからお選び下さい。
(1)個人でお申し込みされた方から事務局でグループを
組ませていただき、レッスンを受講していただく場合。
・お申込いただいた後で課題曲をお知らせ致します。
(2)最初からグループを組んで来ていただいて
受講していただく場合。
・各パート最大4名迄で構成下さい。
※個人レッスン、アンサンブルレッスン共に、
受講枠日と最終日(発表会への参加)の2日間の受講を
基本と致します。
<受講料>
個人レッスン:
一般/7000円 学生/6500円
アンサンブルレッスン:
一般/6000円 学生/5000円 高校/4000円
発表会参加費:
一律500円
<聴講料>
1日 | 一般/2000円 学生/1500円 高校/1000円 |
2日間 | 一般/4000円 学生/3000円 高校/2000円 |
3日間 | 一般/5000円 学生/4000円 高校/2500円 |
東京講座についてのお申込・お問い合せは office@collegium.or.jp まで。
ご連絡頂き次第、申込詳細についてご返信させて頂きます。
指揮/ | 当間修一 |
合唱/ | 大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団 大阪コレギウム・ムジクム合唱団 |
一般 | 1800円 | (当日2000円) |
学生 | 1000円 | (当日1500円) |
高校生以下 | 500円 |
大阪コレギウム・ムジクム事務所は、8月11日から18日までの期間、宮崎ライブのためにお休みとなります。
期間中にお申込頂いたCDなどの発送は19日以降となりますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
2010年3月14日(日) 17:00開演
会場:三井住友海上しらかわホール
◇(財)ロームミュージックファンデーション助成公演
前売チケットお申込 |
演奏会詳細 |
H. シュッツ/
Stehe auf, meine Freundin SWV 498
(起きよ、我が魂よ)
J. S. バッハ/
Komm, Jesu, komm BWV 229
(来たれ、イエスよ、来たれ)
B. バルトーク/
弦楽のためのディヴェルティメント
BB 118 (Sz.113)
鈴木憲夫/
Ave Maria(弦楽伴奏版:当間修一編曲)
鈴木憲夫/
無伴奏混声合唱曲「般若心経」
千原英喜/
混声合唱のための「ラプソディー・イン・チカマツ」
〔近松門左衛門狂想〕
2009年12月20日(日) 16:00開演
会場:いずみホール
前売チケットお申込 |
演奏会詳細 |
J. S. バッハ/クリスマス・オラトリオ BWV 248
第1部より 第1曲
第4部~第6部
E. ジグー/ノエルによるラプソディー
クリスマス・キャロル集
久しく待ちにし
きかせてください
J. S. バッハ = C. F. グノー/アヴェ・マリア
あら野のはてに
きよしこの夜
さやかに星はきらめき(O Holy Night)
G. F. ヘンデル/メサイアより 39. "Hallelujah"
マンスリー・コンサート【音楽市場】
午後7時開演
会 場:日本福音ルーテル大阪教会
A. ドヴォルザーク/
弦楽セレナード ホ長調 Op. 22 (B. 52)
B. バルトーク/44の二重奏曲より(連続演奏)
9.遊びの歌、16.ブルレスケ、
18.ハンガリーの行進曲、24.こっけいな歌、
28.悲嘆、36.バクパイプ、41.スケルツォ
ヴァイオリン…森田玲子、前田友子
H. シュッツ/「カンツィオーネス・サクレ」より
第9曲 Verba mea auribus percipe SWV 61
第10曲 Quoniam ad te clamabo SWV 62
CD&楽譜「日本・こころのうた」より
「浜辺の歌」「赤とんぼ」
「旅愁」「月の沙漠」
ほか
『当間の日記』
No.664(09/07/21)[こどもとおとなのためのコンサート]
今年も《こどもとおとなのためのコンサート》を開きました。
去年に始まって、二回目となります。
今年のスケジュール過密状態では開催は見送ろうか、なんてこともささやかれたのですが私はこのコンサートが好きなのですね。
いや、我々のコンサートの核心のコンサートではないかとも思っています。
親から子へと現在に繋がって、そしてまた未来へと繋ぐ。その本質的なことに参加できるのではないか、そう信じるのです。
たくさんのご来場をお待ちしております!
※チケットの事前購入は不要です。直接会場へお越しください。
マンスリー・コンサート【音楽市場】
午後7時開演
会 場:日本福音ルーテル大阪教会
B. ブリテン/シンプル・シンフォニー Op.4
P. チャイコフスキー/
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11
ヴァイオリン…森田玲子、中前晴美
ヴィオラ…白木原有子
チェロ…柳瀬史佳
B. バルトーク/44の二重奏曲より(連続演奏)
11.子守唄、13.結婚式の歌、22.蚊の踊り、
27.グニャグニャダンス、30.新年の歌No.3、
31.新年の歌No.4、32.マラマロスの踊り
ヴァイオリン…木村直子、南出康子
H. シュッツ/「12の宗教歌曲集」より
10. Das Benedicite vor dem Essen SWV 429
(食前の祈り)
寺島尚彦/さとうきび畑(当間修一編曲)
当間修一/「空と海」 金子みすゞの詩より
ほか
京都府立府民ホール アルティにて開かれる『男声合唱の夕べ』が、いよいよ今週7月26日(日)に迫りました!!
当間修一が音楽指導を行っている「京都C.モンテヴェルディ合唱団」「名古屋ビクトリア合唱団」との共演により、男声合唱の魅力をたっぷりお楽しみいただきます。
今日は演奏曲目の中から、千原英喜氏による2つの作品をご紹介します。
* * *
■男声合唱のための「おらしょ」
カクレキリシタン3つの歌
おらしょ(Oratio)は、カクレキリシタンたちが信仰を伝承していく中で伝わっていった祈りの言葉です。元々ラテン語やポルトガル語だったものが日本語風に訛った言葉(例えば "Kyrie eleison" →「きりや れんず」など)が聞こえてきます。加えてラテン語によるグレゴリオ聖歌や、長崎県に伝わる日本語の節なども交互に現れ、作曲家自身が「私の自由なファンタジーによって織り上げた」と言っているように、千原氏独自の世界でありながらも時代の空気や異国情緒を感じさせる、不思議な音空間が作り出されて行きます。
ザビエルの来日から今年で460年。繁栄から迫害への歴史の荒波の中で、変容し形を変えながら今日まで伝えられてきた調べを基調に、時代の波に飲まれていった人々の悲しみのフレーズと、厚い信仰心をもって生きた信徒たちの力強い言葉とが対照的に響きます。
■「カンティクム・サクルム」第2集〈マリア、アレルヤ!〉
男声合唱のための3つの聖母賛歌
ラテン語(1、3曲目)と日本語(2曲目)とによるマリア賛歌。とはいえ西洋のAve Mariaなどとは違って、委嘱時の原題「Canticum Sacrum Nipponicum(ニッポンの聖なる歌)」が示すように、日本的なリズムをふんだんに使って作曲された「空想上の典礼のための合唱曲」(作曲者メッセージより)となっています。
ティンパニの拍子に乗って歌われる1曲目は、手拍子も交えつつ楽しく聴いていただける盆踊り風の賛歌。一転して2曲目に、ア・カペラによる美しい祈りの歌が続きます。終曲は再びティンパニ(およびマラカス)が登場し、民俗的な趣の節に掛け声も加わって、祭りの様相を呈しながら何度も「アレルヤ!」と聖母を称えます。
* * *
西洋音楽の礎たるグレゴリオ聖歌から和風のモチーフまでを組み合わせ、現代に生きる日本人の歌として構成された千原作品は、想像力を膨らませながら楽しく聴くことのできる千原氏らしいファンタジーの世界です。
今回の「男声合唱の夕べ」では、カウンターテノールを交えた少人数アンサンブルによるビクトリアの作品に始まり、現代の西洋・日本の音楽に連なるプログラムとなっています。歴史の足跡を感じながら男声合唱の魅力を追う、充実の演奏会です!7月26日は祇園祭の熱気冷めやらぬ夏の京都で、男声合唱の祭典をお楽しみください!!
『マイヌング(私の想い)』
第123回(09/07/17) 「加藤直四郎先生永眠」
今年(2009年)、7月6日に加藤直四郎先生(関西合唱連盟最高顧問)がお亡くなりになっていたことを新聞で知りました。
100歳になられての永眠でした。
「加藤直四郎」、この名前は私の人生の節々で大きく影響を与えた名前です。
この三日ほどかなりの集中力で楽譜の校正をしていました。
8月出版予定の、私と鈴木憲夫さんとの「唱歌」編曲集です。
私にとっては初めての楽譜出版(カワイ出版)、それにともなう楽譜校正も初めてです。
普段の合唱団員に配布するときにも気をつけているのですが、それでも気がつかないミスなど結構でてくるものなんですね。
今回のように全国発売による楽譜ではそうミスがあってはなりません。
ちょっと緊張しながら、しかし合唱団にも手伝って貰いながら(歌ってくれるのが一番良い方法です)なんとか第一回目の校正譜を今週の水曜日に送りました。
〆切はなんと翌日の木曜日。昨日ですね。ギリギリの届けです。(冷や汗)
実に忙しかった週を過ごしての私でした。そこへもってきて楽譜校正、よくよく忙しくなるように組まれている人生らしいです。(笑)
第二回目の校正に少し間があるものの、またやってくることは間違いのないこと。
今度は少し楽かなと思うのですが、そんな時にこそとんでもない事態が起こるやも知れません。(ドキドキ(笑))
そして明日は「こどもとおとなのためのコンサート」ときます。(休む間もありません(笑))
このコンサート、プログラム前半では「歌で綴る日本の四季」と称してこの出版される曲のご紹介を中心に、女声・男声などさまざまな響きを感じてもらい、後半にはまたこれらの曲を演奏しながらこの会場に来た子どもさんや親御さんたちとリズム遊びやハーモニー体験をしてもらう趣向。
去年から始まったコンサートなのですが、昨年は熱狂的なコンサートとなりました。(笑)
今の子どもさんたち、音楽的ですね。しっかりリズムを叩いていましたし、指揮も上手でした。
今年はどのような展開になるか、今スタッフが頭を絞ってアイデアを出したところです。
次代を担う子供たち。そしてそれを温かく見守っている大人たち。
それらを繋ぐ役割を果たしたいと企画を立てました。音楽はそれに相応しい媒体です。
「唱歌」を使いながら現代に通じる「歌」にしたいと思っています。
お子様連れ、大歓迎です(当たり前ですね(笑))。
少し年を取られた親子連れでも大歓迎です。(80歳のお父さん、お母さんに50代の息子さんと娘さん、いかがでしょう(笑))
ご来場をお待ちしております。
※メールマガジン □■コレ・マガ■□ 第396号(2009.7.17発行)より転載
◇当間からのメッセージ(メールマガジンより)
◇子供たちに楽しんでいただける曲を追加しました!
・「崖の上のポニョ」
・映画「となりのトトロ」より「さんぽ」
(体験コーナー(リズムで遊ぼう!)にて
お楽しみいただきます!)
当日券ございます! たくさんのお越しをお待ちしております!!
昨年より新しい企画として始めました「こどもとおとなのためのコンサート」。今週18日(土)は、その第2回目です。
女声合唱、男声合唱それぞれの響きの美しさを体感していただいたり、先ごろリリースいたしましたCD「日本・こころのうた」からご紹介しながら、あるいは一緒に歌っていただいたり、リズムを鳴らしていただきながら、昨年に引き続き「ハモるってなに?リズムってなに?」というテーマを、ライブ体験を通じて解明していきます!
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曲 目:
<歌で綴る日本の四季>
CD「日本・こころのうた」(鈴木憲夫・当間修一/編曲)収録曲より
〈春〉 春が来た ひらいたひらいた
〈夏〉 てるてる坊主 浜辺の歌
〈秋〉 赤とんぼ 庭の千草 あの町この町
〈冬〉 たきび お正月
風戸 強作詞 小六禮次郎作曲 信長貴富編曲/愛のコーラス
わらべうた 小倉 朗編曲/ほたるこい
永 六輔作詞 いずみたく作曲/見上げてごらん夜の星を
<体験コーナー>
・リズムで遊ぼう!
※映画「となりのトトロ」より「さんぽ」、唱歌「うみ」「雪」を
題材に、拍子について楽しく体験頂きます。
当日はご家庭にあるもので、リズム打ちのできるものを
ご用意頂きますと、よりお楽しみ頂けます。
・みんなで歌ってみよう!
※唱歌「故郷」を用いて、当間修一による歌唱指導で
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団と一緒に
実際にハモりを体験頂きます。
寺島尚彦作詞作曲 当間修一編曲/さとうきび畑
慶田城用紀作詞作曲 当間修一編曲/さがり花
ほか
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“本物”におとなもこどももありません!
未来を託すべきこどもたち、そして彼らを育む現代を担うおとなたちへ、大阪H.シュッツ室内合唱団がおとなの『本気』を投げかけます。
7月18日(土)午後3時開演。会場もまさに、CD「日本・こころのうた」を収録した私たちお気に入りのホール、鶴見区民センターへどうぞお運び下さい!
当間のわかりやすく楽しい講義を聴きながら、音楽の根源に迫る「ソルフェージュ講座」です。
音楽をより深く楽しむ上での基礎を、さまざまな視点から多角的に解説。また入手困難な秘蔵の名曲を使って、実際に声を出して歌いながらの実践など!
5月からは「音程」に焦点を当てた講座が始まっています。
音楽経験のあまりない方、またベテランの方、どなたでもご参加いただけますので、多数のご参加をお待ちしています。
★日 時:7月6日(月)午後7時半~午後9時頃まで
★会 場:日本福音ルーテル大阪教会
(大阪市営地下鉄「谷町四丁目」駅1B出口 徒歩1分)
★受講料:800円
★テキストは「合唱の育成・合唱の響き」(カルドシュ・パール著)使用。(全音楽譜出版社・3360円)
ご希望の方は各書店・楽譜店などで各自ご用意下さい(購入必須ではありません)。当日はレジュメが配布されます。
★筆記用具や五線譜ノート、録音機器などをご用意されると便利です。
前回までの資料をご希望の方は、受付にてお申し出下さい。
お申し込みは office@collegium.or.jpまで。
(当日参加も可能です。)