2009年10月25日(日) 17:00開演
会場:いずみホール
◇平成21年度文化庁芸術創造活動特別推進事業
◇(財)花王芸術・科学財団助成公演
◇(財)三菱UFJ信託芸術文化財団助成公演
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G. ホルスト/7つのパートソング Op. 44 より
B. バルトーク/
弦楽のためのディヴェルティメント
BB 118 (Sz. 113)
鈴木憲夫/
混声合唱とピアノとマリンバのための「楽園」
千原英喜/
いつくしきのり
―日本書紀巻第二十二による
声と室内オーケストラのための
雅楽・音取(ねとり)、越天楽(えてんらく)、
舞楽・陵王(りょうおう)
2009年9月27日(日) 17:00開演
会場:京都府立府民ホール アルティ
◇平成21年度文化庁芸術創造活動特別推進事業
◇(財)サントリー音楽財団推薦コンサート
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柴田南雄/「三つの無伴奏混声合唱曲」op. 11
西村 朗/
無伴奏女声合唱のための組曲「祇園双紙」
千原英喜/
混声合唱とピアノのための組曲「ある真夜中に」
林 光/
「春の曲 巻の二」混声合唱とピアノ四手連弾
(あるいは2台のピアノ)のために
荻久保和明/
混声合唱組曲「IN TERRA PAX 地に平和を」
2009年
8月13日(木) 午後
日向岬グリーンパーク野外音楽堂
8月14日(金)
会場未定
8月15日(土) 午後
日本福音ルーテル宮崎教会
千原英喜/「寂庵の祈り」「淀川三十石舟唄」「みやこわすれ」
木下牧子/「夢みたものは」「ロマンチストの豚」「鴎」
武満 徹/「小さな空」「翼」
鈴木憲夫/「ほほえみ」
喜納昌吉/「花」
H.シュッツ/Cantate Domino
A.ブルックナー/Locus iste
J.ブラームス/Abschiedlied
J.ラター/Choral Amen
当間修一編曲/
ひらいたひらいた(わらべうた)
埴生の宿(H.R.ビショップ/作曲)
あの町この町(中山晋平/作曲)
うみ(井上武士/作曲)
ふるさと(岡野貞一/作曲)
庭の千草(アイルランド民謡)
千の風になって(新井 満/作曲)
ほか
(※各日程において、上記の曲目の中から一部を演奏いたします。)
お問い合わせ:大阪コレギウム・ムジクム事務所
●2009年8月12日(水)
会場:大王谷スカイホーム デイサービス心愛
(訪問演奏)
●2009年8月13日(木)
会場:日向市立ひまわり寮
(訪問演奏)
●2009年8月13日(木) 17時開演
会場:日向岬グリーンパーク野外音楽堂
※このライブは入場無料です。
●2009年8月15日(土) 15時開演
会場:日本福音ルーテル宮崎教会
【演奏予定曲目】 ※会場によって異なります。
当間修一(編曲)/
「埴生の宿」「あの町この町」「うみ」「庭の千草」
H. シュッツ/「宗教的合唱曲集」より
J. ラター/Choral Amen
木下牧子/
「夢みたものは・・・」
「アカペラ・コーラス・セレクション」より
武満 徹/混声合唱のための「うた」より
「小さな空」「翼」
ほか
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いよいよ明日に迫りました「ドイツ音楽の魅力」ですが、今週水曜日から、合唱団とオーケストラ、そしてピアノとの合わせが始まりました!
今回、SCOと合唱団との共演となりますのは、L.v.ベートーヴェン/合唱幻想曲 ハ短調 Op.80。
オープニングを飾るピアノの即興風演奏。木下太陽さんとの大阪での共演は、10年ぶりになります。
きらびやかな音の粒が、時に優雅に、時に愛らしく、また、情熱の渦となって押し寄せます。そして、管楽器との共演、弦アンサンブルとの共演・・・1つの主題を様々にアレンジしながら、聴く者を飽きさせません!色々な表情のベートーヴェンが次々に顔を出す、次はどんな顔のベートーヴェン?そんな楽しさと共に、躍動する音楽に引き込まれていきます。
交響曲第九番の原型とも言われる曲ですが、独唱、合唱が入るフィナーレは、まさに、「芸術への讃歌、歓喜の歌」です。
ピアノとオーケストラの織りなす音楽に体も心も熱くなったところで、「芸術の素晴らしさ、その喜び」を高らかに歌います。
短い曲ですが、ベートーヴェンの魅力がいっぱい詰まった1曲です!
本番の演奏がどんな風になるのか・・・私達も楽しみです(^^)
他には無いプログラムでお送りします、明日の「ドイツ音楽の魅力」です!
ぜひとも、お聴き逃しなく!
いずみホールにて、お待ちしています。
「ドイツ音楽の魅力」まで、あと2週間となりました!
今回は、「シュッツの会便り」に掲載されました記事をご紹介します。
〈梅雨空にドイツの風〉
ベース:園田恭弘
「ドイツ音楽の魅力」と題された今回の演奏会。演目の発表に、思わず「聴きに行きたい!」と叫んだ団員は、私だけではなかったと思います。
プログラミングの妙と申しますか、身内で言うのも変ですが、これはちょっとやそっとでは真似できませんよ。ベートーヴェンを中心にドイツ音楽の系譜をたどるプログラムは、演奏時間が30分を超えるような大曲はないことから、一見地味に思えるかもしれませんが、作曲家の技術と個性が凝縮された濃い音楽が並びました。合唱団にもオーケストラにも、ピアニストにも確かな腕前が要求されます。それでいて、難渋かというと、とんでもない。耳に心地よく、ストレートに心に響いてくるものばかりで、コアな音楽ファンから、クラシックはあんまりという方にも、幅広く楽しんでいただけるものと思います。
合唱団の出番は、バッハのモテット「主に向かって新しい歌を歌え」とベートーヴェンの「合唱幻想曲」の2曲です。バッハは、昨夏の北海道公演でも演奏し、レパートリー化しているものですが、一気呵成の爽快感はそのままに、隅々まで神経の行きとどいた奥行きのある演奏をめざして改めて練習に励んでいます。私個人としても、この曲は、合唱団員としての試金石だと思っています。未熟なところもさらけだすことになりますが、逃げることなく、心を開き、体を開き、のどを開いて、再びチャレンジしたいと思います。
もう一つの「幻想曲」は、ベートーヴェンとしては、深刻ぶったところのない、派手めで華やかな音楽です。豪壮なところ、しつこいところは、いかにもベートーヴェンですが。最初のピアノ・ソロが終わってテーマがいろんな楽器で繰り返されますが、その後、弦楽カルテットになって、クレッシェンド、トゥッティになるところがいちばん好きです。ベートーヴェンも楽しんで書いていますよね。きっと。テーマも後年の第九の歓喜の歌とどことなく似ているのもおもしろいです。
梅雨の最中の湿っぽい時期の演奏会になりますが、この日ばかりは、お客様にドイツの空気をお感じいただけるよう、しっかり準備をして臨みたいと思います。
(シュッツの会便り2009年6月号より転載)
* * * * * *
練習にもいよいよ熱が入り、団内は今、ドイツに染まっています(^^)
バッハ、そしてベートーヴェン。天才たちの芸術に、どこまで近づけるか・・
歌い手としての楽しみ、苦しみを味わいながら、高みを目指しています。
どうぞ、27日はいずみホールへぜひ、お越し下さい!
マンスリー・コンサート【音楽市場】
午後7時開演
会 場:日本福音ルーテル大阪教会
B. ブリテン/シンプル・シンフォニー Op.4
P. チャイコフスキー/
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11
ヴァイオリン…森田玲子、中前晴美
ヴィオラ…白木原有子
チェロ…柳瀬史佳
B. バルトーク/44の二重奏曲より(連続演奏)
11.子守唄、13.結婚式の歌、22.蚊の踊り、
27.グニャグニャダンス、30.新年の歌No.3、
31.新年の歌No.4、32.マラマロスの踊り
ヴァイオリン…木村直子、南出康子
H. シュッツ/「12の宗教歌曲集」より
10. Das Benedicite vor dem Essen SWV 429
(食前の祈り)
寺島尚彦/さとうきび畑(当間修一編曲)
当間修一/「空と海」 金子みすゞの詩より
ほか
日本の懐かしい唱歌などを集め、作曲家・鈴木憲夫氏と当間修一の編曲、大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団の演奏によってお届けする、鈴木憲夫氏とOCMとのコラボレーションCD「日本・こころのうた」。
日本人の心に流れる童謡・唱歌をシュッツ合唱団の演奏でCDに収め、病院や老人介護施設、児童施設に寄贈したいとの鈴木憲夫氏の構想に当間修一が賛同。鈴木憲夫氏設立「音楽ほほえみ基金」とOCMとの協力によって制作が進められてきましたが、いよいよ6/15(月)より発売を開始しました!
日本人のこころに生きるたくさんのうたを、一音一音心を込めて演奏しました。このCDが、たくさんの方の心に響くことを願ってやみません。
→詳細はCD Salesのページをご覧ください。
→CD収録曲の楽譜が出版されました!
<収録曲目>
・春が来た | (作詞/高野辰之、作曲/岡野貞一) |
・ひらいたひらいた | (わらべうた) |
・あの町この町 | (作詞/野口雨情、作曲/中山晋平) |
・どこかで春が | (作詞/百田宗治、作曲/草川信) |
・こもりうた | (日本古謡) |
・うみ | (作詞/林柳波、作曲/井上武士) |
・てるてる坊主 | (作詞/浅原鏡村、作曲/中山晋平) |
・赤とんぼ | (作詞/三木露風、作曲/山田耕筰) |
・たきび | (作詞/巽聖歌、作曲/渡辺茂) |
・埴生の宿(原曲“Home, Sweet Home”) | |
(訳詞/里見義、作曲/H. R. ビショップ) | |
・お正月 | (作詞/東くめ、作曲/瀧廉太郎) |
・かあさんの歌 | (作詞・作曲/窪田聡) |
・浜辺の歌 | (作詞/林古渓、作曲/成田為三) |
・仰げば尊し | (作詞/音楽取調掛の合作による、作曲者不詳) |
・砂山 | (作詞/北原白秋、作曲/山田耕筰) 【お詫びと訂正】 |
・庭の千草(原曲 “The Last Rose of Summer”) | |
(訳詞/里見義、アイルランド民謡) | |
・雪 | (作詞・作曲者不詳) |
・旅愁(原曲“Dreaming of Home and Mother”) | |
(訳詞/犬童球渓、作曲/J. P. オードウェイ) | |
・夏は来ぬ | (作詞/佐佐木信綱、作曲/小山作之助) |
・故郷 | (作詞/高野辰之、作曲/岡野貞一) |
・ほほえみ | (作詞/小田切清光、作曲/鈴木憲夫) |
当間のわかりやすく楽しい講義を聴きながら、音楽の根源に迫る「ソルフェージュ講座」です。
音楽をより深く楽しむ上での基礎を、さまざまな視点から多角的に解説。また入手困難な秘蔵の名曲を使って、実際に声を出して歌いながらの実践など!
5月からは「音程」に焦点を当てた講座が始まっています。
音楽経験のあまりない方、またベテランの方、どなたでもご参加いただけますので、多数のご参加をお待ちしています。
★日 時:6月15日(月)午後7時半~午後9時頃まで
★会 場:日本福音ルーテル大阪教会
(大阪市営地下鉄「谷町四丁目」駅1B出口 徒歩1分)
★受講料:800円
★テキストは「合唱の育成・合唱の響き」(カルドシュ・パール著)使用。(全音楽譜出版社・3360円)
ご希望の方は各書店・楽譜店などで各自ご用意下さい(購入必須ではありません)。当日はレジュメが配布されます。
★筆記用具や五線譜ノート、録音機器などをご用意されると便利です。
前回までの資料をご希望の方は、受付にてお申し出下さい。
お申し込みは office@collegium.or.jpまで。
(当日参加も可能です。)
今年に入ってから東京公演(宮沢賢治の世界)や様々なCD録音に超多忙を極めていた我々ですが、6月27日はOCMにとって半年ぶりとなります、ホームグラウンド・大阪でのホールコンサートです。当日のプログラムより、今週はJ.S.Bach/Singet dem Herrn ein neues Lied について、概要をご案内します。
◆J.S.Bach/Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225
そもそもモテット(Motette)とは語源をたどれば「言葉」と言う意味であり、ある意味中世以来の最も古い教会音楽の伝統的手法に従っているともいえますが、バッハの常人でないところは、知的かつ華麗な対位法技術と象徴表現を通じて、時空を超え、普遍の「真実」を絶えず欲求してやまない、ということではないかと思います。
冒頭二重合唱がそれぞれ主に向かって新しい賛美の声を挙げ、それが次第に高まっていく中で、次第に二つの合唱群が融合、「フーガの技法」を駆使して各パートが生き物のように絡み合い高まり合う。精神的高揚の内に、第二部では聖句を歌うコラール群と、だからこそ主を讃えよと歌う合唱群。そして第3部~最終章に向け、溢れる歓喜のエネルギーのその頂点で8声が4声に集約され濃密なポリフォニーが繰り広げられる。
この音楽的、技術的、精神的に充実した集中力が要求される名曲に、これまで以上に精緻なアプローチをもって、いま再びシュッツ合唱団が取り組みました。
ライブで、これだけの内容を伴った演奏に出会える機会はそうないと自負できる演奏になると思います。どうぞご期待下さい。
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6月27日(土)「ドイツ音楽の魅力~ベートーヴェンの大いなる座標~」
何と言ってもシブいこのプログラム。技巧的合唱曲の最高峰、弦楽の叡智の集結、歌と器楽の共演から、3大交響曲の一つ、シューベルトの『未完成』まで。
当間修一の音楽観に貫かれる至福の一夜を、ぜひ、ともにお過ごし下さい。
OCM主催の大きな演奏会としてはやや久しぶりとなる、6月27日(土)の『ドイツ音楽の魅力 ~ベートーヴェンの大いなる座標~』まで3週間あまりとなりました!
今回のプログラムは、バッハ、ベートーヴェンそしてシューベルトへと連なるドイツの偉大な作曲家の作品を、なかなか演奏されないものから人気の有名作品まで取りそろえた、なかなか聴けないおトクな演奏会となっています。
まず合唱作品としては、J. S. バッハの合唱作品の中でも最高傑作の一つである Singet dem Herrn ein neues Lied(主に向かって新しい歌を歌え)を演奏します。 過去にも何度も演奏してきたこの二重合唱作品で、改めて音楽の父たるバッハの最高峰の音楽に、大阪H.シュッツ室内合唱団が挑みます。また、管弦楽・ピアノと合唱による L. van ベートーヴェン「合唱幻想曲」は、なかなか演奏されることは少ないですが、有名な「第九」の原型ともなった知られざる名曲です。今回は昨年の北海道公演以来の共演となる、ピアニスト木下太陽さんを迎えて演奏します。
曲の最後に独唱と合唱が登場し高らかに喜びを歌い上げる所では、楽器と声との融合によりベートーヴェンが目指した、至福の芸術の世界が垣間見えます。
さらに、シンフォニア・コレギウム OSAKA (SCO) が演奏するバッハ「フーガの技法」、そして F. シューベルト「未完成交響曲」。いずれも、完成されることなく後世に残された曲たちです。
バッハの晩年の作である「フーガの技法」は、楽譜には楽器の指定がなく、ピアノで、あるいは弦楽でとさまざまな編成で演奏されます。 対位法を得意としたバッハの集大成であるこの曲をSCOによる演奏でお届けします。最後は F. シューベルトの交響曲第7番「未完成」。同時代に生きたベートーヴェンを尊敬してやまず、死後にはベートーヴェンの横に埋葬されたシューベルト。残された交響曲第7番は、不完全なままの第3楽章で途切れてしまっていながら、「運命」などと並んで今なお世界中で親しまれ続けている大人気の交響曲です。
当間修一とシンフォニア・コレギウムOSAKAがお届けする「未完成」、必聴です!!
ドイツの近代音楽史を築いた3人の巨匠。その音楽の神髄を心ゆくまで味わっていただける『ドイツ音楽の魅力』にぜひお越しください!!