小学・中学はこちら
- 高校の学習指導要領の改訂によって、2012年度の入学生からは、数学の指導要領が変わります。
- 変更内容については、こちら(文部科学省のページ)
- 数学・理科のみが2012年度に先行実施(年次進行)、総則のスタートはさらに前倒して2010年度から、すべての項目での実施開始は2013年度からです。
(スケジュールはこちらの「新学習指導要領実施スケジュール(概要)(PDF:47KB)」が分かりやすいです。)
13th-noteでの方針†
数学I、数学A、数学II、数学B†
- 数学I、数学A、数学II、数学Bについては、一部の範囲を除き、2011年度までの指導要領に合わせたものも公開します。
- 2012年度から順にスタートする、新しい指導要領変更に合わせて揃えます。
- 新しい数学I、数学Aはこちら
- 新しい数学II、数学Bは2012年夏頃を目標に完成
数学III(、数学C)†
- 数学IIIは、もともと2013年頃の作成を目指していたので、新しい指導要領に合わせたものしか作成しません。
- 申し訳ありませんが、数学Cは作成しません。
指導要領の主な変更点†
随時更新していきます(最終更新:2010-12-10)。
高校数学から減ったこと†
- 数学Cが消えています。
- 行列が見あたりません。
- 2次方程式の解の公式は中学に戻るそうです。
高校数学に増えたこと†
- 複素数平面が数学IIIに復活しました。数学Cから移ってきた二次曲線・媒介変数・極座標と統合され、極限の前に配置されています。
- 「整数の性質」という章が数学Aに見受けられます(ただし「場合の数・確率」「平面図形」と合わせた3つから適宜選択)。次のような構成になっています。
- 約数と倍数--- 素因数分解を用いた公約数や公倍数の求め方を理解し、整数に関連した事象を論理的に考察し表現すること
- ユークリッドの互除法---整数の除法の性質に基づいてユークリッドの互除法の仕組みを理解し、それを用いて二つの整数の最大公約数を求めること。また、二元一次不定方程式の解の意味について理解し、簡単な場合についてその整数解を求めること。
- 整数の性質の活用 --- 二進法などの仕組みや分数が有限小数又は循環小数で表される仕組みを理解し、整数の性質を事象の考察に活用すること。
- 統計のあつかわれ方が、以前より重要視されています(中学の数学から一貫して)。
- 高校では、「数学I」に「統計の基本的な考えを理解するとともに,それを用いてデータを整理・分析し傾向を把握できるようにする。」という目的の「データの分析」という章が設けられ(選択制ではありません)、次のような構成になっています。
- データの散らばり--- 四分位偏差,分散及び標準偏差などの意味について理解し,それらを用いてデータの傾向を把握し,説明すること。
- データの相関--- 散布図や相関係数の意味を理解し,それらを用いて二つのデータの相関を把握し説明すること。
- 「数学B」では「確率分布」「正規分布」「統計的な推測」を含む章が存在しています。
- 「確率」に「条件付き確率」が復活しています。(もっとも、13th-note数学Aでは既に扱っていますが)
その他、高校数学内での変更†
- 数学Iで、最初に集合も扱います。命題も一緒です。
- 1次不等式は数学Iに残るようです。
- 「2次関数」と「図形と計量」(「三角比」を含む)の順序が今とは逆です。
- 3次の乗法公式・因数分解の公式は数学Iから、二項定理は数学Aから、数学IIの最初の章へ移ります。
- 「三角関数」と「指数関数・対数関数」の順序が今とは逆です。
- 数学Cにあった「二次曲線・媒介変数・極座標」は数学IIIへ移りました。
※「数学活用」についてはここでは触れていません。