May 31, 2007

第302回 2007年6月27日(水)

マンスリー・コンサート【音楽市場】

午後7時開演
会 場:日本福音ルーテル大阪教会

ホルスト/
 セント・ポール組曲 Op.29-2

バルトーク/44の二重奏曲より

千原英喜作曲/
 手まり、君や忘る道、はっか草、石見相聞歌、吉備津采女挽歌

鈴木憲夫作曲、宮澤賢治作詞/「雨ニモマケズ」

◆日本の歌シリーズ~当間修一編曲
 小山作之助/夏は来ぬNew
 船橋栄吉/牧場の朝New
 ほか

May 25, 2007

当間修一合唱講座 in Tokyo Vol.6のお知らせ
受講者による演奏会を行います!

2004年に始まりました合唱講座も今回で6回目を迎えます。
昨年の講座の終わりに「次回は是非、実際に演奏会を開催してみよう」という話があがり、今回の試みとなりました。
8月初旬の以下の日程で二日間の練習、そして最終日に演奏会を予定しております。
講座へのご参加、また演奏会へのご来場を心よりお待ち致しております。

日程:2007年8月3(金)~5(日)
  ★3日(金)・4日(土)練習
  ★5日(日)      リハーサル及び本番

会場:日本福音ルーテル大岡山教会(3日間共)
   (東急目黒線・大井町線大岡山駅より徒歩7分)

日程の詳細・料金・曲目また演奏会の詳細につきましては、改めてお知らせさせて頂きます。
お問い合せ・お申し込みは office@collegium.or.jp まで

May 23, 2007

New

『当間の日記』


No.630(07/05/23)[岩手県花巻・遠野・盛岡旅行]

とにかく、行きたくてもなかなかいけなかった東北。
まずは空気を吸い、景色を眺め、食べ物を食べることから始まります。(笑)
理想を言えば、少なくても一年は住み着かなくてはならないかも知れませんが(冬を体験しなければなりませんね)、今回は「ことの始まり」ということで二泊三日の初体験です。

May 20, 2007

10/27の演奏会について2つのニュース
「常田富士男さんの朗読」
「原体剣舞連の再演」

2007/10/27「現代音楽シリーズ ~ 宮沢賢治の世界 その二」において、

・アニメ「まんが日本昔ばなし」の語りでおなじみの俳優、常田富士男さんをゲストにお招きして、朗読をしていただくことになりました!

・「木下牧子:原体剣舞連(はらたいけんばいれん)(混声合唱とオーケストラによる、改訂版)」を演奏することと決定しました!
「大阪コレギウム・ムジクム創立30周年記念演奏会(2005年)」において委嘱初演し、「名古屋公演(2007/3/31)」において、改訂初演を行いご好評いただいた曲の再演となります!

どうぞお楽しみに!

May 17, 2007

May 16, 2007

ご来場ありがとうございました!

たくさんの方にお越しいただき、「ベートーヴェンシリーズ ~ 塩川悠子さんをお招きして」を、暖かいたくさんの拍手の中で終えることができました。足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!

今日はマンスリーコンサートです!

午後7時開演
料 金:一般/2,000円 学生/1,000円 
高校生以下/無料 シュッツの会会員/1,300円 
会 場:日本福音ルーテル大阪教会

曲 目:
A.ドヴォルザーク/テルツェット ハ長調 op.74
  (2本のヴァイオリンとヴィオラによる)
  ヴァイオリン…藤田宏美、梅垣恭子 ヴィオラ…白木原有子
O.レスピーギ/リュートのための古い歌と舞曲(弦楽版)
F.ヘンデル/ヴァイオリンソナタ ニ長調 op.1-13
  ヴァイオリン…前田友子 チェロ…木村政雄 チェンバロ…沖田明子
G.F.テレマン/無伴奏2つのオーボエのためのソナタ第3番ニ長調
  オーボエ…福田淳、見取香奈
T.L.de ビクトリア/Pueri Hebraeorum
日本の歌シリーズ~当間修一編曲
 「ウミ」(作曲:井上武士/作詞:林柳波)New
 「てるてる坊主」(作曲:中山晋平/作詞:浅原鏡村)New

詳しくはこちら

May 14, 2007

May 12, 2007

いよいよ今日です!お聞き逃しなく!
ベートーヴェンシリーズ
~塩川悠子さんをお招きして

2007年5月13日(日) 午後4時開演
会場:いずみホール
○お誘い合わせの上、是非お越しください!
 チケットのお求めはこちら
2007Beethoven.jpg
L.v.ベートーヴェン/
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
 交響曲第7番
 カンタータ「海の静けさと幸ある航海」
 奉献歌「炎は燃えさかり」

一昨年10月のマンスリー・コンサート以来の、ヴァイオリニスト塩川悠子さんとの共演です!
○SCOによる、ベートーヴェン交響曲のCDはこちら
チケット好評発売中です!

May 10, 2007

473000

が次の対象者です。

May 05, 2007

ベートーヴェン シリーズに寄せてNew

来る5/13の「ベートーヴェンシリーズ ~ 塩川悠子さんをお招きして」に向けて、文章を3つご紹介します!

その1「一期一会の「第七」」
その2「塩川先生のベートーヴェン」
その3「ベートーヴェン 今回の聞き所」

○塩川悠子さんとの過去の共演について、当間の日記から No.600「美しくまろやかな塩川サウンド」

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その3

来たる5/13の「ベートーヴェン その魅力のすべてシリーズ」の聞き所について、SCOの木村政雄がご紹介します。

ベートーヴェン 今回の聞き所
チェロ/木村政雄

ベートーヴェンの9つの交響曲では奇数番号が特に有名で、例えば第3番「英雄」、第5番「運命」、第9番「合唱」というようにニックネームがついています。今回演奏する第7番にはニックネームは無いですが、大好きな曲です。初演の時は大好評で第2楽章はいきなりアンコールされたそうです。ベートーヴェンは勿論いろんな事で苦悩する時もあるけど根本的には人間の真善美を信じて止まないそういういわば向日性の音楽家でそれがどんな作品にも出ていると思います。
最初の前奏から主部へ移る所は本当にリズムだけが変わってそこにどんどん音が重なっていくのが印象的です。1楽章でもフィナーレでも最後のあたりで同じ音型の繰り返しの上でどんどん音楽が盛り上がって行くのは演奏していても気分が盛り盛りしますね。昨年末、某民放のドラマでオープニングテーマになった事もありますが、あれは単にエッセンスなのでそこから発展する所をじっくり聞いていただければいいと思います。
合唱の曲は・・・・まあ置いといて、ヴァイオリン協奏曲。この曲は初演ではあんまり人気出なくて、長く忘れられ、初演後60年以上過ぎて名ヴァイオリニストのヨアヒム(ブラームスと同時代)が演奏するようになってやっと演奏されるようになりました。生前あんまり反応がなかったからか作曲者はピアノ独奏に編曲してまた出版しましたが・・・・やっぱりあんまり売れなかったようです。。。。
この曲は技巧的にはそんなに困難なパッセージは無いのですが、ベートーヴェンの優しい情にもろい性格が感じられる全曲を聞いて「泣けてくる」と思わせるには真実の意味でのテクニック・音楽性、そして演奏者の人間性が要求される曲だと思います。
今回塩川悠子先生とこの曲できる事は我々音楽人にとって二度と無い無上の喜びだと思います。クラシックファンでこの演奏聞かなかったら一生後悔しまっせ。

交響曲、ヴァイオリン協奏曲に加え、合唱曲も小品ながら実にベートーヴェンらしい、繊細さと雄大さを兼ね備えた曲です。ベートーヴェンがぎっしり詰まった演奏会、どうぞ御来聴下さい。



(2007年5月号「シュッツの会」便りより転載)

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その1「一期一会の「第七」」

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その2

塩川先生のベートーヴェン
ヴァイオリン/木村直子

マンスリーコンサートでバッハのドッペルコンチェルトとモーツアルトの協奏曲を共演していただいたのはもう2年前ですね。もう一度、しかも珠玉の名曲ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を我々が伴奏できるなんて本当に幸せです。
それこそ京都でモーツアルトの弦楽3重奏KV563と弦楽5重奏ハ長調(最近マンスリーで演奏しました)という渋いプログラムのコンサート聞いてあまりの素晴らしさに楽屋に行って挨拶して、それからとにかく押しかけ弟子入り(?)して、ヨーロッパに滞在して当時住んでおられたザルツブルクへレッスンに通ったり、もの凄い田舎での講習会に参加したり、日本に帰ってからも当時在団した合奏団と何度も共演したり、イタリア・フィレンツエに引っ越された後一度行った時は高熱出して素晴らしい座椅子に寝かせてもらったり・・・・・いつもお世話になってすみません!!!
塩川先生の音楽を一言で言うと、音楽の一番大事な所を虚飾無く捉えて表現したクラシックの王道だと思います。クラシックの神様に仕える伝道師かな。
でも厳しいだけではなく、前回SCOとの共演の時にはおうちのワンちゃん(名前はフローラ)の写真いっぱい見せてくださって若いメンバー一同をとってもウルウルさせていただきました。
とにかく不肖の弟子の私には厳しい言葉いっぱいかけていただきそのたびにビビりまくるのですが次こそはもっとちゃんと演奏しようと思っていますのでどうかお手柔らかにお願いいたします・・・・・。
前回モーツアルトの協奏曲第5番やった時に一番ビックリした事は・・・・。
第1楽章はまず速いオーケストラだけの序奏があって、それからゆったりしたオーケストラ伴奏によるヴァイオリン独奏があって速い主部に行くのですが、塩川先生、ゆったりとしたヴァイオリンソロの最後の音をなんとA線の開放弦(指で押さえないでそのまま演奏)で演奏したのにビックリしました。そんな演奏ってこの長い人生(何歳かはあえて秘しますが)で聞いた事無かったです。自分で演奏する時も絶対D線で押さえてちゃんとヴイブラートかけています。普通は開放弦で最後の音を演奏するなんて恐ろしくて・・・・。でも塩川先生の演奏聞いて「開放弦って美しいなあ」って初めて感じました。後何年演奏できるかわかりませんが、先生のように演奏できる瞬間があるのかなあ・・・・と夢見ています。どうか日本で二度と無いこのコンサート、是非、御来場くださいませ。



(2007年5月号「シュッツの会」便りより転載)

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その3「ベートーヴェン 今回の聞き所」

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その1

前回(2002年)、SCOで交響曲第7番を演奏した際に、後援会の会員様よりお寄せいただいた文章をご紹介いたします。



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 前半は日韓共催によるサッカー・ワールドカップの熱気が国中を席巻し、後半は北朝鮮による日本人拉致事件の欺瞞ぎまんに国民の悲憤が鬱積うっせきした2002年も間もなく幕が降りようとしている。
 この1年"生"で音楽を聴く機会は、決して多くはなかったが、振り返ってみて、強い印象が残ったのは去る10月14日いずみホールでの「ベートーヴェンの夕べ」取分けプログラム後半の「第7」の演奏は、異常なまでに熱気を帯び、聴く者を圧倒するもので、今年一番のものとして忘れることができない。
 当夜の冒頭に演奏された「第2」は表現にやゝ硬さあって、幾分客席との距離が感じられた。また間奏に余り聴く機会の少ない合唱曲を選択されたのも、大阪コレギウム・ムジクムならではのものであり、単に珍らしさだけでなく企画的に良かったのでは。
 さて、リズムの饗宴きょうえんとも云われるベートーヴェンの「第7」は、ワーグナーが"舞踏の聖化"と称え、またリストは"リズムの神化"と評したと云われる特徴的なリズムをもつシンフォニーであるが、当夜のマエストロ当間氏率いるシンフォニア・コレギウムOSAKAの演奏は、管絃一体となった見事なアンサンブルと躍動感溢れるリズムによって、これ以上は望めないと思わせるベストの雰囲気を醸し出していた。開演直前にビオラ奏者のS氏が何かのアクシデントで着席が遅れ団員の軽い笑いを誘ったことが団員をリラックスさせ名演の因となったとすればS氏の怪我の功名とも云える。
 素人の私ごときが全うな音楽評など烏滸おこがましい限りであるが、聴く者の心を震わせ感動を与える音楽(演奏)の神髄を垣間見る思いがした。また当夜はアンコール曲の演奏が行われなかったことも印象的であったが、最後のタクトが降された瞬間に紡ぎ出される豊潤な余韻を保つ意味からも妥当であった。日本の観客は馴れない或は慎ましやかといった国民性から一般化しないが、今にもスタンディングオベィションが起りそうな気配が濃厚であった。演奏後のあの熱狂的な拍手は単なる儀礼的なものでは決してなく、マエストロ当間氏そして熱演した団員と共に、正に一期一会の「第7」の演奏の瞬間に立会った喜びの発露であろう。
 余談であるが、いずみホールの周辺に私には苦い想い出がある。敗色濃い戦時中の昭和20年(1945年)当時、旧制中学の学生として軍需工場に学徒動員され、毎日いずみホール横の省線(現環状線)を利用していた。大阪が空襲爆撃を受け、たびたび鉄道が不通となったため、その都度、線路を歩行する破目に会った。いずみホール横の寝屋川に架る鉄橋を幾度か恐怖に足をすくませながら渡ったことを今も忘れない。(現いずみホールの敷地一帯は、旧陸軍砲兵工廠こうしょうであったため、隠蔽いんぺいされ一般市民は立ち入れなかった)
 戦後57年を経た今日、素晴らしい音楽(演奏)に出会って、その余韻に浸りながらの帰途、不図その鉄橋を眺めるとき、何とも云いようのない感慨を覚えるのである。
 ベートーヴェン・シリーズも、いよいよ大詰めとなったが、残る「第1」と「第3」(英雄)にどのように挑まれるのか、新春に向け胸膨らむ思いである。ともあれ、今回素晴らしい「第7」の音の響きに、正に「生きていて良かった」を実感させていただいた。
 当夜の会場の皆さんと"至福のとき"を共有できたことに心から感謝申し上げる次第です。

(2003年3月号「シュッツの会」便りより転載)
※記事の最後にある、翌年の第1番、第3番の演奏は、CD「英雄」として好評発売中です!

ベートーヴェン シリーズに寄せて ~ その2「塩川先生のベートーヴェン」

May 03, 2007

470000

が次の対象者です。