2024/03/29 07:30:00
  • □■コレ・マガ■□ −第1130号−

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□■コレ・マガ■□

【大阪コレギウム・ムジクム メールマガジン】

                       (NO.1130 2024.3.29発行)
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{COL1} <{EMAIL}> 様

このメールマガジンでは、大阪コレギウム・ムジクム(OCM)の活動状況、
演奏会、CD発売などの最新情報をお伝えいたします。

┏♪今週の目次♪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 1.クラウドファンディング、ついに目標額を達成いたしました!
 2.西村 朗「レモン哀歌」
 3.演奏会情報
 4.ホームページ情報
 5.編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
☆★☆★☆   こころ通う仲間がいる こころ動く音がある   ☆★☆★☆
★☆★☆★    7年ぶりの東京公演は4/29(月祝)です!    ★☆★☆★
☆★☆★☆  木下牧子「44わのべにすずめ」「めばえ」など  ☆★☆★☆
★☆★☆★  珠玉のア・カペラ小品集、西村朗「レモン哀歌」 ★☆★☆★
☆★☆★☆ そして関東初演!千原英喜「ベートヴェニアーナ」 ☆★☆★☆
★☆★☆★ 必聴のプログラムを是非会場でお楽しみください! ★☆★☆★
☆★☆★☆ ライブ配信では全国どこからでもお楽しみ頂けます ☆★☆★☆
★☆★☆★  https://www.collegium.or.jp/html/tokyo21.html ★☆★☆★

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1.クラウドファンディング、ついに目標額を達成いたしました!
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2023年4月に立ち上げましたOCMのクラウドファンディング、3月27日についに
目標額300万円を達成することができました!実はその後も少しずつ増えており
まして、今日現在で3,009,600円、のべ113名の方にご支援いただいております。

私たちの活動における主な収入源とは、演奏会のチケットなどの収益ですが、
コロナ以来お客様の足が遠のいてしまったのかなかなか思うように延びません。
(いわゆるクラシック音楽界はどこも本当に大変だと聞いております)
それでも活動を続けていくためには自助努力だけではとても厳しい状況です。

社会全体も厳しさにあえぐ中、これだけたくさんの方々にご支援・応援してい
ただいていることに、一同本当に感激しております。
このお志に恥じないよう、これからも常に最善を尽くし心を尽くして「本物」
の音楽を皆様にお届けしていくことをお約束したいと思います。

本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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2.西村 朗「レモン哀歌」
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楽譜前書き≪作品解説(2009年4月)≫より引用:

(前略)
 光太郎(1883〜1956)の生涯は日本近代の激動期と重なっており、伝記など
が示すとおり、一人の芸術家としてはその社会的な実生活環境と個人的な内的
精神的生活の両面において、特異なまでに複雑困難な一生を送ったと言えるで
しょう。おそらく、その魂は一生を通じて安息の時を得ることはなかったと思
われます。詩集「智恵子抄」(1941)、「典型」「智恵子抄その後」(1950)
などには光太郎の魂の孤独と悲哀と絶望が鋭く表現されています。これらは単
なる抒情詩集ではありません。より厳しく生と死と人間存在の孤独を描いたも
のです。晩年、敗戦後の虚脱を経ての隠遁生活のなかで、あるいは、かつての
その清らかな心を病んで先に旅立っていった愛妻、千恵子の思い出だけが老詩
人の魂を救い、一点のレモンのように純化されていったのかもしれません。
 光太郎の没後半世紀、「心の時代」と言われて久しい今日ですが、しかしな
がら「時代の心」は一層貧しくなっているかにも思えます。光太郎の「レモン」
は私たちの魂を救ってくれるのでしょうか。
 第1曲は海辺の風光の中での夢幻的な魂の孤独。異界からの千鳥の声と千恵
子の遠景。第2曲は峻険な山塊のように残酷に分断されていく二つの意識。魂
の呻くような叫びの断章。そして第3曲、レモン哀歌。祈り。

     *****     *****     *****

2017年以来7年ぶりとなる東京公演において、この「レモン哀歌」を演奏いたし
ます。西村先生の曲を演奏させていただく際には、ご多忙な中でも可能な限り
駆けつけていただき、終演後の打ち上げでは炸裂するダジャレ(大阪人でい
らっしゃいますから…)、辛口のお話をみなでワイワイ言いながらお聞きした
ものでした(もちろん2017年の際もお越しいただきました)。當間先生のこと
を「一卵性の双子だね」とおっしゃって、私たちの演奏を特別な思いで聴いて
おられたのだと思います。そんな西村先生が今の日本をご覧になったとしたら
一体なんとおっしゃることでしょうか。

詩人と作曲家、そして私たちの中に呼び覚まされる孤独を、繊細なリリシズム
溢れるピアノとともに表現したいと思います。

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3.演奏会情報 https://www.collegium.or.jp/html/ensoukai.html
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■今週の新着情報■
・4/17 マンスリー・コンサートの項目を追加しました。
・7/21 第129回大阪定期公演の項目を追加しました。

■今週の割引情報■
《4/29 第21回東京定期公演》
 前売好評発売中!
 コレ・マガ割、65歳以上割、団体割もございます(OCM事務所のみでの取扱)。
 ↓コレ・マガ割等のお申し込みはこちらから。
 https://www.collegium.or.jp/html/ticket_magazine.html
 または office@collegium.or.jp まで。

《7/21 第129回大阪定期公演》
 3/30(土)からチケット予約受付を開始いたします。
 最もお得な【早割第1弾】は4/21(日)までの期間限定です!
 ↓早割チケットのお申込はこちらから。
 http://www.collegium.or.jp/ticket/

♪♪ 団体割、65歳以上割引はOCM事務所のみでのお取り扱いです。
   すべてのお問い合わせはOCM事務所(06-6926-4755)まで ♪♪

===============================〓NEW〓================================
■4/17(水)午後7時開演 会場:日本福音ルーテル大阪教会
第487回マンスリー・コンサート 〜音楽の花束〜
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https://www.collegium.or.jp/html/monthly.html
【料 金】
一般/2,000(当日2,200) 学生/1,000(当日1,200) 高校生以下/無料
ハーモニー会員/1,500 コンツェルト会員以上/無料
【お 話】當間修一

【曲 目】
W.A.モーツァルト
 教会ソナタ 第4番 ニ長調 K.144
 教会ソナタ 第8番 イ長調 K.225
  ヴァイオリン:森田玲子・中前晴美
  チェロ:柳瀬史佳
  コントラバス:林 武寛
  オルガン:沖田明子

合唱作品より
ほか

※その他のプログラムは決まり次第随時お知らせいたします。

☆今後のマンスリー・コンサート 〜音楽の花束〜
 第488回 5月29日(水)午後7時開演
 第489回 6月19日(水)午後7時開演
 第490回 7月31日(水)午後7時開演

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■4/29(月祝)午後2時30分開演 会場:第一生命ホール
大阪コレギウム・ムジクム演奏会
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団第21回東京定期公演
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https://www.collegium.or.jp/html/tokyo21.html
【料 金】
S/5,500 A/4,500 B/3,000
学生/1,800(当日2,000) 高校生以下/800(当日1,000)
団体割(10名様〜):S/4,500 A/3,500 B/2,500 学生/1,500

【曲 目】
千原英喜
 ピアノと7楽器のためのコンチェルティーノ
 ベートヴェニアーナ“明けない夜はない”《関東初演》
  ピアノ:木下亜子
  クラリネット:鈴木祐子
  ファゴット:渡邊悦朗
  ホルン:椋橋基博
  ティンパニ:高鍋 歩
  ヴァイオリン:森田玲子、中前晴美
  ヴィオラ:神谷将輝、澤井杏
  チェロ:大木愛一、柳瀬史佳
西村 朗
 混声合唱とピアノのための組曲「レモン哀歌」〔詩:高村光太郎〕
木下牧子
 珠玉のア・カペラ コーラス セレクションより
 ・女声合唱曲「めばえ」〔詩:みずかみかずよ〕
 ・男声合唱曲「恋のない日」〔詩:堀口大学〕
 ・混声合唱曲「44わのべにすずめ」
  〔原詩:ダニエル・ハルムス 訳詩:羽仁協子〕
 ・混声合唱曲「祝福」〔詩:池澤夏樹〕
ほか

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■7/21(日)午後3時開演 会場:住友生命いずみホール
大阪コレギウム・ムジクム第129回大阪定期公演
〈現代(いま)の音楽 〜Music of Our Time〜〉
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https://www.collegium.or.jp/html/osaka129th.html
【料 金】
S/5,000 A/4,000 B/2,500
学生/1,800(当日2,000) 高校生以下/800(当日1,000)
ライブ配信チケット/2,000(8/4までアーカイブ配信付)
団体割(10名様〜):S/4,000 A/3,000 B/2,000 学生/1,500
〔早割第1弾価格〕【4/21(日)まで!】
S/3,000 A/2,500 B/1,800 学生/1,000 高校生以下/500

【曲 目】
新実徳英
 混声合唱組曲「幼年連祷」〔詩:吉原幸子〕
西村 朗
 無伴奏混声合唱組曲「蝶を夢む」〔詩:中原中也・萩原朔太郎・大手拓次〕
M.マーティン
 Stabat Mater 悲しみの聖母は立てり
 (無伴奏混声合唱と小合唱による)
信長貴富
 混声合唱とピアノ(四手)のための Adagio con sentimento
 ー死者のための典礼よりー

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■今後の主な演奏会予定
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■10月6日(日)/京都府立府民ホール アルティ
大阪コレギウム・ムジクム第42回京都公演

■12月15日(日)/住友生命いずみホール
大阪コレギウム・ムジクム第130回大阪定期公演

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4.ホームページ情報
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大阪コレギウム・ムジクムのホームページでは、最新情報を随時お知らせして
います。ぜひチェックして下さい! → https://www.collegium.or.jp/

□■今週のトピックス■□
當間の新しいYouTubeチャンネル
「よもやま音楽夜話」に新着動画がアップされました!
チャンネル登録+通知ONで新着動画もお見逃し無く!
「よもやま音楽夜話【4】指揮について続編」
https://www.youtube.com/watch?v=pUWl5MfA2Vg
「よもやま音楽夜話【5-1】24-3-24TCMC練習」
https://www.youtube.com/watch?v=pMC43JbvcM4
「よもやま音楽夜話【5-2】24-3-24TCMC練習」
https://www.youtube.com/watch?v=qhbyvEKAz88

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5.編集後記
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年度末の仕事のラッシュに、飛散する花粉にと、何かと大変な3月もあっとい
う間に終わりになろうとしていますが、3月も終わるというのにしては肌寒い
日々が続いています。なかなか涼しくならない夏、なかなか暖かくならない冬、
近年良い季節がだんだん狭まってくるようで、10年後、50年後はどうなるのだ
ろうと考えると胸のざわつくものがありますが、一方でこの雨模様が明ける週
末からは、春を通り越して一気に初夏のような陽気になるとも。月の替わり目
の楽しみはやはりあちこちで桜が見られることでしょうか。新学期のころの桜
の記憶を辿ると、今でも気分新たになるような、高揚した気持ちが思い出され
ます。4月からいよいよ春の東京公演、夏の大阪定期公演へと向かう私達も、
新たな心持ちで向かっていきたいと思います。(三木)

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