※最初の文章を追記しました。(2010-8-23)
※動画を更新しました。また、動画のみのファイルも掲載しました。(2010-9-10)
※動画のリンク先を、youtubeへ変更しました。(2010-12-08)
デジタル教科書について †
※この『デジタル教科書についての私見』の一連の記事で取りあげる
『デジタル教科書』とは、小学〜高校を対象とした教科書のみ、考えています。
大学生向けの『デジタル教科書』については、
状況(たとえば、教科書検定が大学以降は存在しない、など)も私の意見も変わります。
どんなデジタル教科書であるべきか †
「どんなデジタル教科書であるべきか?」それは
どうすれば、子供の学習にとって良い方向へ進むか、
それを突き詰めたモノが、電子教材、デジタル教材として
多くの子供の手元に届かなければならない。
問題点 †
しかし、私が上のように宣言しても、何の意味もない。
「子供のためになる教材を!」と言いもせず思いもせず教材を作る人はいない。
そして、そう願って作ったのに、その願いは強いのに、使い物にならない教材しか生れないこともある。
使い物になったとしても、自分の直接知っている生徒に対してのみであることも多い。
だから、問題は、実際に作られたモノが、本当に子供の学習に役立つのか。
たくさんの子供の学習に役立つのか。
それが全てだと思う。
とはいえ、最近のデジタル教科書の動きを見ていると、
この最低限の「良識」すら吹き飛んだ現実も存在する。
(だからわざわざ、まず、私は上のように宣言しました)
最近一番ひどいと感じたのは、
アメリカのとある州で、州の赤字をなくすために、
コストの低いデジタル教科書を導入していると聞いた話。言語道断。
赤字で首の回らない状況なのであろうが、
自分たち大人の尻ぬぐいを子供にさせるほどに、
大人としてのプライドはないのか、などと私は感じてしまった。
話を戻します。
「実際に作られたモノがすべて」と言ったからには、
現在の私が作っているデジタル教科書のサンプルを、例示したいと思います。
皆さまが考えていただく材料になればと思います。
また、ご意見をいただけると嬉しいです。
デジタル教科書の例 †
初めに申し上げますが、これは、まだ、あくまで「現状報告」「途中経過」です。
発展途上であることを、ご理解いただければ嬉しいです。
- 既存の「紙」媒体を、電子化しただけの例>13th-noteの教科書
- ふさわしいソフトを使えば、PDF上に書き込みなどできるでしょう。
- 少し「デジタル教科書」のような例
- iPad、タブレットPCなどで読むための数学I、数学A
- 動画ファイルを埋め込んだ数学A第4章「平面図形」のVer0.50
- 本文p.2, 3の赤い枠のある部分に、動画を埋め込みました。
(おそらく、セキュリティの問題で、動画の再生に警告が出ると思います。
再生の許可を出し、ふたたび、赤い枠内をクリックすると再生します。
ダブルクリックすれば、全画面表示にもなります)
- 目次から、各ページへジャンプできます。しおりからも、ジャンプできます。
- 残念ながら、iPadはこれらの機能に対応していません。
- 上記ファイルの動画ファイルのみはこちら
- 必要とされるもの
- タブレットPC(動画、しおり、いずれにも対応しています)
- iPad、(画面の大きなタッチパネルの)携帯電話など
- 上記がなければ、通常のPCの画面で。電子書籍とは感覚は違うと思いますが、参考にはなると思います。
- これらの機能を、より汎用的に利用できるための解決策は、どなたかの助けを仰ぎたいところです。
(たとえば、iBooksの機能をフルに使うには、動画も含めてepub形式に変換せねばなりません、
その変換は、レイアウトを崩してはなりません。
もしくは、iBooksのような電子書籍の機能が、PDFを完全にサポートするか。)
続く>>私見2〜キーボード学習の長所・短所