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活動日誌(2010-2011)


今井病院訪問演奏(2011.12.21)

年の瀬も押し詰まった穏やかな日、今井病院を訪れました。
今年最後の演奏活動です。ここの介護施設では何度か演奏していますが、病棟は初めてです。
舞台衣裳、靴に着替えて、会場の食堂でピアノの位置をきめてから、合わせます。
ボツボツとお客様が、集まってこられました。皆さん車椅子です。おひとりベッドで横になったままの方もおられます。
「おかあさん」 、『ふるさとの四季』のメドレーの中から「故郷」「冬景色」「雪」「故郷」、「川の流れのように」、「もみの木」、「もろびとこぞりて」、「愛のコーラス」、「富士山」、を、 沖田先生の伴奏で歌いました。懐かしいうた、喜びの明るいうたを、との、先生の選曲です。

 多くの方が手でリズムをとり、一緒に口を動かして歌っている方もおられます。中には全く表情の変わらない方もおられましたが、うっすら涙を浮かべる様子も見うけました。遠い日の思い出の情景が 走馬灯のように去来しているのでしょうか・・・ドレスがステキ!わたしも着たい!との声もありました。
病棟なのでいつもより短い演奏だったのですが、アンコールの声があがって吃驚でした。希望により、「川の流れのように」をもう一度歌いました。詩の言葉、思いを感じて、全員が互いに聴きあい 心を込めて歌っているのを、会場の皆様が、きちんと受けとめて下さったのでしょう。

いつか遠からぬ日、私自身が病床に臥すとき、優しい歌声のあらんことを、
たとえ病気は治らなくても、生きている今楽しいと思うひとときのあらんことを、願います。

いつものように駅の近くのレストランで、昼食をいただきながら皆で歓談しました。
充ち足りた気持ちで帰路につきました。

メゾソプラノ 石坂弥生

川西合唱祭(2011.11.27)

今年の川西合唱祭はフローラ・アンサンブルによる「猪名川小景」と「川西讃歌」で始まりました。「川西の金太郎」オーケストラの伴奏は、川西の風土を感じさせる いつもと違った演出で、新鮮でした。歌は次々と続き、無理のない柔らかい声で歌うご高齢のグループあり、元気いっぱいのグループもありました。
親子コーラスの子供たちが、歌いながら隣の子の肩をたたいたり、頭をかいたりする仕草さえ音楽の中に溶け込んでいるようでかわいく感じました。

私達「りんどう」の歌はこの秋の定演でも歌った「椿」と「はっか草」でした。みんなできるだけ前を向き、声を遠くに飛ばすようにと心がけました。
いつも大事にしているのは、リズムを正確に、他のパートをよく聞き一つになってきれいなハーモニーを作り出すこと。
そしてさらに一番大事なのは、言葉の意味をよく理解しそれを聞いていただいている方々に心を込めて届けることです。そして今日もみんな気持よく歌えました!
お客様は本当に熱心に聞いてくださり、演奏後「よかったよ!」というお言葉をたくさんいただき、メンバー揃って幸せな思いに浸ることができました。

発見したことが一つありました。座っているとだんだん背筋が痛くなってくるのですが、足元の荷物を除けてできるだけ足を前に伸ばすと楽だということです。
これは若いメンバーのTさんの助言でした。今日はユニフォームのドレスがつるつるしていて、座席から滑りそうになるのに抵抗しながら聞いたメンバーもあったようで、 座る時もいろいろ工夫した方がゆっくりと音楽が楽しめるということですね。

いつも聞きに来てくれる主人が、夕飯の時、「はっか草」ではやはり今日も涙が出た、「椿」もよかったよと言ってくれました。一緒にお酒を美味しくいただいて一日が終わりました。

メゾソプラノ 山口倭子

第25回記念定期演奏会(2011.10.19)

10月15日、前日の大雨が心配でしたがなんとか朝には上がり、今にも再び降り出しそうな曇り空の中、緊張しながら
みつなかホールに足を踏み入れました。

今年は25回記念演奏会です。
当間先生と共に25年余りずっと歩んで来た団員から今年入ったばかりの団員まで幅広い年齢層の団員が集まって、
来ていただいたお客様に楽しんでいただける演奏をしようと練習を重ねてきました。

本番が迫ってくるのになかなかうまく歌えない曲もあり、不安と焦りでどうしたらいいかわからなくなったりもしていましたが、
本番当日の最終リハーサルで歌っていくうちに自分の中で心が少しずつ落ち着いていきました。
りんどうの響きの中に自分の声が溶け込んでいくような瞬間を感じられたからかもしれません。

4年ぶりにりんどうに戻って来た私を団員の皆さんは本当に温かく迎えてくれました。変わらず元気で(更にパワーアップしているような!)
歌い続けているりんどうの皆さんのパワーをもらって、再びりんどうの皆さんと一緒に歌える幸せをかみしめながら、万葉〜現代までの歌の世界・
英語で歌う懐かしのポップスの世界・女の一生を綴った世界を表現しようと心を込めて歌いました。


今年演奏会で歌った曲を通して、旅立っていった命、今年生まれた新しい命を思わずにはいられませんでした。
受け継がれていく命や想い・人と人との繋がりの大切さを強く感じました。
これからも歌を通してお客様一人一人に歌の世界やメッセージをお届けできるように努力していきたいと思います。

演奏会にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様のあたたかい拍手に感謝の気持ちでいっぱいです。

りんどうでは団員募集中です♪
興味のある方は是非一度見学にいらしてください。

メゾソプラノ 飯沼典子

ホールリハーサル(2011.10.7)

秋も深まる10月6日、みつなかホールにて10月15日の定期演奏会に向けて、ホールリ ハーサルが行われました。

リハーサルは本番の順番通りに始まりました。
昨年の演奏会は、私はお客さんで客席に座っていました。
演奏に感動し涙をながした私は、今年7月にりんどうに入団しました。
今度は私もステージに立つのだと、緊張で楽譜を持つ手が震えます。

第1ステージは「万葉から現代へ」。
万葉歌人や高村光太郎の詩を素敵なメロディーに乗せてホールいっぱいに響かせる…
はずが、歌い始めのせいもあり、声が出ていないとのご指摘が飛びます。
歌う前のウォーミングアップの大切さを改めて実感します。

第2ステージは英語の懐かしのポップス曲。
口が回っていないので、しっかり練習してくるよう言われました。
かっこよく英語をしゃべってお客さんに楽しんでいただけるよう、がんばります。

ここで、休憩をはさみ後半戦へ。
声が飛んでこないというご意見を頂いたので、メゾ内の並びをチェンジしました。
歌っているメンバーは同じ人なのに、立つ位置によって聞こえ方が変わるのは面白い ですね。

第3ステージは「女の一生を綴って」。
広いホールで歌うことにも慣れてきて、響きのよいみつなかホールで歌う楽しさを感 じられるゆとりがでてきました。
ナレーションをはさみながら、優しく、時には切なく、愛情に溢れた曲をお送りしま す。

10月15日は是非みつなかホールへお越しください。団員一同お待ちしております!

メゾソプラノ 山下祐美子

演奏会のお誘い(2011.9.10)

今年は10月15日(土)に第25回記念定期演奏会を開催することになりました。
毎年続けてきた演奏会を振り返り、さまざまなステージが思い出されます。
今回は特に記念の演奏会にしたいと考え、団員皆で案をだして進めてきました。

T部『万葉から現代へ』では万葉集より当間先生が作曲された2曲「瓜はめば」「君を慕い恋うる歌」を歌います。
「君を慕い恋うる歌」は雅な空間に包まれます。
「レモン哀歌」は、<智恵子抄>の中心的な作品です。甘く美しい光太郎の世界が広がります。

U部は『懐かしのポップス』です。英語の歌に少し苦労しています。良く知っている曲が4曲つづきますので、一緒に 口ずさんでみてください。またカラフルで爽やかな衣装で登場の予定です。こちらもお楽しみに。

V部の『女の一生を綴って』は「おかあさん」「初恋」「ゆりかご」と続きます。
いつも心の支えになっているお母さん。懐かしく淡い思い出の初恋。やがて自分も子育てをしながら多くのことを学んで いきます。世界を見渡すと、戦争が続いている国々もたくさんあります。国内でも、思いもかけない災害が起こっています。 星野富広作詩の「悲しみの意味」では生きて行く内にはいろんな出来事に遭遇し、楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと を乗り越えて、自分らしく生きていこうというメッセージが伝わってきます。
「はっか草」はだんだんと年齢を重ねていき、人が生涯抱き続ける母への思いをしっとりとうたいます。

それぞれの舞台に、カラーやナレーションを入れてお楽しみ頂ける工夫をしています。
是非みつなかホールにお越しください。お待ちしています。

アルト 姫野チヅ子

合宿を終えて(2011.9.1)

猛暑が続く8月27・28日に毎年恒例の定期演奏会に向けての合宿がありました。
今年は初めての場所で新大阪駅に近いユースホステルで宿泊、練習会場は隣のココプラザという大きな施設です。
今回の合宿当番は私達メゾです。各人が練習前の準備に余念がありません。そして団員たちがやる気満々で会場に集合して来ました。
今年の合宿には新しく若い団員も増え、活気に溢れているように思います。

2時過ぎよりいよいよ練習開始です。
「空をかついで」それと当間先生作曲「君を慕い恋うる歌」それぞれ新しい楽譜の音取りを一通りしているところに当間先生が到着されました。
早速万葉二首による先生が作曲されたこの歌の言葉の想いを一言一言聞きながら練習しました。
掛け合いがとても美しく感じられました。
先生が作曲されたもう一曲 詩:山上憶良「瓜はめば」を練習しました。
主旋律を歌うパートのメロディーを浮き立たせる様に、他のパートがうまくハミングして歌う様に指示されました。
どちらの曲も万葉の世界が広がる様な素敵な曲と私は思いました。
次は英語で歌う懐かしのポップス4曲です。
「ダニー・ボーイ」「明日に架ける橋」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「イエスタディ・ワンス・モア」
先生からは、「日本語的な発音になっているのでなるべく口を動かし、早く慣れる様にしましょう!
スウィングしながら曲に乗れたら楽しい舞台になるでしょう。」と言われました。

練習も終わり夕食の時間です。
私達の他にもグループが来ておりにぎやかです。
皆、和気合々とリラックス気分です。

食事の後は夜の練習が待っています。
”女の一生を綴って”から
 「初恋」「ゆりかご」「おかあさん」「悲しみの意味」「椿」「空をかついで」「愛のコーラス」「はっか草」 を続けて練習しました。
この舞台は短いナレーションを入れることにより一層効果的になるのではないかとの先生の案。
たくさんの曲で少し長くなりますが演奏会に来て頂くお客様にはそれぞれの人生を重ね合せて聴いて頂けるよう、いいステージにしたいと思います。

次は高村光太郎 詩 鈴木憲夫 作曲の「レモン哀歌」にはいります。
私にとってとても難しく、テンポの変化について行けなく、この歌の良さが分からず課題一杯です。
これで1日目の練習終了。楽しいミーティングが始まりです。

ミーティングの中で当間先生主宰の「大阪コレギウム・ムジクム」が大阪文化祭賞グランプリを授賞されたことが改めて発表されました。本当におめでとうございます。
沖田明子先生のお誕生日のお祝いとともに皆で乾杯!
ビール・日本酒・ワインがありケーキもありと大いに盛り上がりました。
演奏会の進行や衣裳の話までかなり細かく決まって行きました。
ミーティングが終了し、入浴。何となく修学旅行を思い出すような二段ベッドで就寝。

二日目は前日の反復練習です。朝の練習は30分間ポップスのパート練習をしました。
その後に「レモン哀歌」をみっちり練習して頂きました。
先生の魔法の指揮でテンポの変化について行ける様になりました。

昼食は海老フライ入りのカレーライス。疲れていたので美味しく頂きました。

合宿も滞りなく終わり一通り全曲練習した中で、出来ていない部分を自分自身把握することが出来ました。
今年の演奏会は25周年記念演奏会となります。
お客様に楽しんで頂ける演奏会にしたいと思います。

メゾソプラノ    今村  とも子

団内コンサート(2011.8.2)

にぎやかなせみの声、輝く太陽、厳しい暑さが続きます。
夏の一日、どこかで「いのちの歌」が聞こえます。
7月29日、女声合唱団りんどうは当間先生、発声指導の倉橋先生をお迎えし、 沖田先生、シュッツの方に伴奏をお願いして団内コンサートを開くことが出来ました。

男女共同参画センターをお借りして夜7時から9時30分頃まで久し振りに楽しいひとときをすごしました。
月1回の発声レッスンの成果を聴いて頂く場として外国曲1曲、日本の曲1曲を個性豊かに心をこめて 歌うことが出来ました。
今回は団員が3グループに分かれて3曲のアンサンブル演奏もしました。


こりんどうによるア・カペラ演奏ではすばらしい歌声に聞きほれてしまいました。

プログラム最後に倉橋先生が沖田先生の伴奏でイタリア歌曲、夏にふさわしい海の曲を歌ってくださいました。
そして3曲目は東日本大震災被災者の皆様に作曲家の千原英喜先生が”みんなで歌ってください。 元気になりましょう。”という気持ちを込め宮沢賢治の「最後の手紙」に作曲された曲を朗読も入れて歌われました。感動で眼に涙がうかんできました。



当間先生もお忙しい中、私たちのために最後まで熱心に聴いて下さいました。
「今のりんどうの傾向、今迄やって来た事、成果が聴きとれました。定演に向かってのおもいが強くなりました。」 とお言葉をを頂きました。


このお言葉に力を頂き、先生の指揮に心をこめて歌えます様に・・・・。
メゾソプラノ 鷲尾 美枝子

さぎそう園訪問演奏(2011.3.18)

日生中央駅からお迎えのバスに乗せていただいて、さぎそう園につきました。
光が明るい高台にあり、その中でも景色の良い3階が訪問演奏の会場でした。
リハーサルの一曲目から、早めに着席されている入居者さま達から暖かい反応をいただきうれしかったです。

いつもの練習も楽しいけれど、お客様の前で歌うのはもっと楽しい。
笑顔がたくさんあって、一緒に口ずさんで楽しんでくださってる方も多かったです。

「春の小川」、「朧月夜」、「鯉のぼり」、「茶摘」、「花」、「春よ来い」、「どこかで春が」、「会津磐梯山」、 「いのちの歌」(だんだんの挿入歌)「東京キッド」、「富士山」。
春の歌や懐かしい歌を選びました。
園では連続テレビ小説をご覧のようで、「いのちの歌」を喜んでくださいました。
♪あーおぞーらーたーかーく、そーびえーたーちー♪と富士山の2番の歌詞もそらんじてる方が多く、驚きました。
最後は「ふるさと」をみなさんで歌ってあっという間に予定の時間は終わりました。

入居者さまのなかに祖父の面影をみつけて懐かしさがこみ上げてきました。
ほんわかした気持ちになってくださってるといいな。
私が客席側になって訪問演奏を聴く頃はどんな歌が歌われるのでしょうか。

メゾソプラノ 河本恭子

2011年 今年もよろしくお願いします。(2011.1.21)

2011年度の総会がありました。
2010年の行事を振り返り、会計報告を聞きました。
昨年懸念していた財政状態は、なんとかなりそうで安堵しました。
私たちの活動を、演奏会をもっと知ってもらうために、チラシの貼り方や、 身近な所でのミニコンサート等、話し合いました。
今年は第25回記念定期演奏会を10月15日に催します。忙しくて当間先生が来られない時は 沖田先生のご指導で、また自主練習をして、少しでもいい演奏会にしたいものだ、と団員一同決意を新たにしました。
当間先生作曲の「瓜はめば」と訪問演奏時の童謡を歌って、おかしな、それでも大事な総会が終わりました。
アルト 白庄司栄子

りんどうハイキングに参加して(2010.12.17)

昨日までの寒さとは打って変わってすっかり快晴の一日、今日はりんどうのハイキングです。
日頃の音符のこと年末の雑多なスケジュールのことも少し忘れて目的地の舞子ヴィラへLet's go!
心も軽く出かける事となりました。阪急とJRを乗り継いで舞子へあっという間に到着。

新しく入団されたKさんのお迎えと、快晴の瀬戸内海の穏やかなさざ波のまばゆいばかりの海と、明石海峡の橋脚が見え、 日ごろ海に縁のない生活の私は本当に感激!!写真の構図になりそうな、絵になりそうな海の青さと空の青さを見比べ、波の輝きを しっかりと目に焼きつけました。松林の中を通り抜けて初体験の斜めのエレベーターに乗り新しい舞子ヴィラへ到着。
美味しいお食事に 舌鼓を打ち、日ごろ私的なおしゃべりもあまりできない団員達も今日は思う存分色んなお話に尽きることはありません。
見晴らしのいい会場からの行き届いたKさんの説明。地上に降りても迷う事無く「孫文記念館」「明石海峡大橋」を見学できました。
海上47mのガラスの上に置かれた丸木橋を渡った人もいました!予想通り怖い思いをしたところで帰りの時間ぴったり。

車中も色々話が弾みそれぞれの駅でお別れしました。晴れた空に乾杯です。
今日は良かったね!!明日からまた気を引き締めて歌いましょう!!皆それぞれに元気になった一日でした。

アルト 西脇綾子

川西合唱祭に参加(2010.12.8)

12月5日、例年より半月ほど遅れて第38回川西合唱祭が開かれました。
その日は暖かくおだやかないちにちでした。
最初の合唱連盟理事さんの挨拶で「合唱とは絆です。指揮者を中心としたメンバーどうしの絆です。」という言葉に共感を持ちました。
去年より団員がふえたところ、反対に寂しくなった団、衣装のはなやかなグループ、ハーモニーがぐっと美しくなったところ、 幼稚園のにぎやかな親子コーラス等とても多彩です。
プログラムの中間で全体合唱 千の風になって を2部合唱で歌ってから3つ目、いよいよりんどうの出番です。
私達は次の3曲を歌いました。

      「みそはぎ」         作詩 金子みすゞ    作曲 當間修一
      「あさがほ」         作詩 金子みすゞ    作曲 當間修一
      「未来へ」          作詩、作曲 玉城千春  編曲 當間修一

金子みすゞさんは當間先生の気になる詩人ということで何曲か作曲されています。
弱い人たち、悩んでいる人たちに心をよせる繊細な詩人、やがて彼女自身も自死してしまう・・・そんなこころ優しい詩人の気持ちを汲んでの曲作りです。
みそはぎを歌っている間は無我夢中でした。あさがほの最後、"はい さようなら"を歌い終わった瞬間の先生の笑顔で我にかえりました。
「あっ、よかったんだ!」
3曲めの「未来へ」はニコニコ顔の先生を意識しつつ楽しく歌うことができました。

初冬の1日、合唱に明け暮れ、堪能して家路につきました。

アルト 田島郁子

                          

第24回りんどう定期演奏会を終えて(2010.10.21)


10月17日(日)女声合唱団りんどう第24回定期演奏会は無事、大好評裡に終わりました。
プログラムは
T部 高田三郎の世界
  「雨」「風がどこから」「イエズス・キリストへ」「みずすまし」
U部 ポピュラー曲集
  「花」「いのちの歌」「愛のコーラス」「未来へ」
V部 詩人に寄せて
  「象の鼻」「あさがほ」「みそはぎ」「わたしを束ねないで」
W部女声合唱組曲『ひとふさの葡萄』
  「ひとふさの葡萄」「マザー・テレサに」「五月」「八月の鯨」
アンコール
  「みやこわすれ」「憧れ」
                      以上18曲でした。

私は「無事」という字が一入身に沁みる新前団員です。何かを始めるには余りに遅れた年令なのに、 今夏、天啓を得たかの如く、突然コーラスを思い立ち、友人が調べてくれたいくつかの合唱団の中から、 距離的に近いというだけの理由で「りんどう」を選び、7月に2回見学させていただきました。

そして迷うことなく、集う皆様の笑顔に釣り込まれて入団決定、8月20日から練習に参加しました。
ところが 10月17日に定期演奏会だと聞かされ、それがどういうものか知らず、「練習してみてから決めればいい」と 思って楽譜をいただきました。しかし、それは何十年か前の合唱曲とは全く異なり、 知らない曲ばかりであり、 おまけに自分が楽譜の読み方も忘れ、少し音痴になっていることも判りました。慌てて小さな電子ピアノとレコーダーを 購入し、団員の方のやさしさに甘え、しどろもどろの練習で1ヶ月はあっという間に過ぎてしまいました。
毎週一回の 練習に加え、9月25,26日に合宿練習があり、10月に入ると8日にみつなかホールでのリハーサル、 そして11日(月)と16日(土)と特別の練習日が設けられましたので、1日でも練習日が多いことを本当に有難く 思って本番当日まで練習にかけていました。

当日は何パーセント出来ているのか、考えるのも恐ろしいので、度胸を 決めましたが、他の方々に御迷惑のかかるような失敗をしてはいけないということが最大の気がかりでした。
当日の午前も練習があり、昼食後、「楽屋入り」「演奏会用ドレス」「キラキラのアクセサリー」全てが初めてなので 子供のように、嬉しさ、ワクワクが先に立ち、不安は消えておりました。
時が来て、舞台の袖に並んだ時、開演前の緊張した空気に感激、まぶしい思いで舞台に進み、そこから先は自分では ないような気持でした。

出番を待っている時でも当間先生からは緊張感とその時をどんなに大切にしていらっしゃるかが伝わってまいりました。
指揮が始まると、それは祈りでした。ある場面では楽しいピクニックへ先導していただいているようでした。
私はまだ楽譜を懸命に追わねばならなかったのですが、先生の指揮にすっぽりはまり、のせていただいて、心地よく 歌わせていただきました。自分の声なのか、他者の声なのか判らなくなる時の楽しさがあったり、「言葉を聞かせましょう」 とか「心を尽くして」という先生の日頃のご注意が時々頭を過っておりました。

詩人の心と作曲者の心、当間先生の指揮の心、伴奏のピアノの音、私達の声と心、それらが一塊になって濃密な瞬間瞬間が 続きました。
照明や衣裳にも歌の世界が盛り上がるよう工夫がこらされていました。
第Tステージはやや厳しい宗教性のある高田三郎の世界ですが、シンプルな黒ドレスにキラキラ輝くアクセサリーを付け、 グレーのカバーの楽譜を持ちました。
第Uステージはポピュラー曲なので黒ドレスの胸元にオレンジ色のスカーフを華やかにまとい、楽譜のカバーもオレンジ色 でした。
第Vステージは純白のドレスとロングケープの重ねで女神の装い、女性特有の感覚を繊細に、また激しく歌いました。 楽譜は純白に映える浅いグリーンでした。
第Wステージは白いドレスの上に神秘的な深い水底を思わせる薄ものを長く重ね、作詩、作曲とも現代女性になる個性的で やや不思議な歌を歌いました。
照明も各ステージに合わせて変化があり、ステージの間には当間先生が客席の方々に語りかけておられました。

りんどう合唱団の宝は当間先生の入魂の指揮だと思いました。
そしてもう一つの宝はこんな覚束ない私を受け入れ、引き上げて初舞台までひっぱってくださるような団員の皆様の 大いなるやさしさであるとおもいました。

以上、新前団員の初体験記になりましたが、演奏会から数日経った今も歌った歌が耳元に甦り、次のステージを楽しみに 待つ気持ちです。

   

ソプラノ 岡 芙三子

 

10月8日(金)舞台リハーサル(2010.10.10)

今回の活動日誌は、6月からの新入団員の田中が筆をとります 。 よろしくお願いいたします。

今日は、第24回りんどう定期演奏会にむけてのリハーサルがみ つなかホールでありました。あいにくの雨でしたが、定刻には ホール客席に団員がにぎやかに集まり、やがてステージのひな 壇にスタンバイ、リハーサルが始まりました。


はじめは声ならしということで、私を含めた新しい団員が今日 楽譜をもらったばかりのアンコール曲を歌いました。しかし緊 張のせいか、あまり声が飛びません。これまでの練習場所と同 じ声の出し方では後ろの客席まではとうてい届かないようです 。

その後、当間先生の指揮で曲順通りに歌います。一曲目「雨」 。やはり声が届いていないというご指摘。しかし曲を重ねるう ちに「水すまし」はしっかり聞こえたとの倉橋先生のお言葉を いただき、ホッとしました。アルトの素敵なりんどうのために 選んだというこの曲、本番でも美しくホールに響きますように 。

2ステージ、3ステージ、と進み、あっという間に4ステージ 。音響の美しいみつなかホールで本番と同じように通して歌っ ていると、一曲一曲の最後の音がホールのかなたに消えるごと に名残おしいような、愛おしいものをもっと心に抱いていたい ような気持ちがわいてきます。と同時に課題もたくさん見つか ります。これらの曲を練習できるのもあと少しなんだというこ とを改めて自覚したリハーサルでした。

定期演奏会はあと9日後です。さまざまなご縁でみつなかホ ールにお越しいただいたお客様に、楽しい曲、美しい曲、寂し い曲、さわやかな曲、激しい曲、などなど、多様な歌の世界を たっぷり聴いていただき、心を温かいもので満たしていただけ たら嬉しいです。

ところで、みつなかホールには親子室もございます。小さなお 子様連れの方はどうぞご遠慮なく受付にて相談ください。

当日はみつなかホールで、団員一同、お待ちしております!

ソプラノ  田中

 

定演に向けて合宿(2010.10.1)

暑さもようやくおさまった9月25,26日にサントリー箕面総合センターで定演に向けての合宿をしました。
午後2時、昨年に続いて利用させ頂く総合センターへみんな集まってきました。
ポピュラー曲集の「いのちの歌」と当間先生の編曲が先週出来上がった「未来へ」を練習をしているところへ先生方が来られ、 「未来へ」を聴いて頂いてからステージ順に練習が始まりました。

「高田三郎の世界」
ことばひとつひとつ音色を変えて表現出来るように。と言われていたのですが、イメージを持って発すると伝わります。 印象深く思い切って表現してほしい。といわれ言葉を伝えることの大切さを再認識しました。
「雨」ではおそーいテンポから速いテンポまで色々なテンポで練習しました。(遅いテンポの少し速めに決まりそうです。)
そして曲順も決まっていきます。

練習の間に照明についてのお話もありました。
いつも私達のステージマネージャーをしてくださる小野さんから照明をどうするか?の連絡が先生に あったようで、みなさんどうですか?あったほうがいいですか?どのステージがいいですか?とお話がありました。
彼女はよりよい舞台になるように色々と考えてくださってます。当日も私たちが集中できるよう気を配ってくださいますので 本番は安心して舞台にあがっています。本当に感謝です。
当日の照明ははたしてどうなるでしょう?楽しみです。

「ポピュラー曲集」
「いのちの歌」はソプラノ、アルトに分ける必要はないでしょう。どちらも同じ声になるようにわかれて下さい。と宿題をもらって午後の練習を終えました。

美味しい夕食を頂いたあとは「詩人に寄せて」の練習です。
金子みすゞの詩に当間先生が作曲されたアカペラの「象の鼻」、「あさがほ」それからピアノ伴奏で「みそはぎ」。 ガラッと変わって木下牧子作曲の「わたしを束ねないで」と続いて練習していきました。
『ひとふさの葡萄』の2曲目まで練習したところで夜練習の終り。

それからいつものミーティング。
明子先生の誕生日(本当は8月)をケーキでお祝いをしてからミーティングの始まりです。
この時に舞台衣装がきまります。以前は衣装を持ってきて決めたりしたこともあったのですが、今回は前もって相談していた衣装で全員納得。

2日目の朝は昨日の練習で和音が決まらなかったところを私達で練習です。
パートリーダーから「同じ音でも和音によって役割が違うのでよく他の音を聴きながら歌いましょう!」 「この和音の2番目の音はもう少し高く!」との注意を受けて練習していくと楽譜に書いてある和音が聴こえてきました!
新しく候補にあがったポピュラー曲「愛のコーラス」も練習。
先生が来られると『ひとふさの葡萄』の続きから練習が始まり昼食をはさんで全曲を順に歌いました。
昨日決まらなかった和音が出来たところは褒めていただきましたが、もう少しのところはもうひと頑張り練習しないといけません。
ひとりひとりが個人練習しなければいけないところもそれぞれに解り、充実の2日間でした。

合宿練習の様子を少し書きましたが演奏会に向けてラストスパートです。
リハーサル、定演までの練習で皆さまのこころに届く演奏ができるように!と心を新たにしています。

アルト 山口真弓

 

定期演奏会のお誘い(2010.9.17)

女声合唱団「りんどう」では10月17日(日)みつなかホールで演奏会を行います。毎年開催することを目指し、 今回で24回になりました。
9月3日には、皆で案内状を発送しました。色々な仕事をしていく内に、演奏会に向けて 団員の気持ちがまとまり、高まってきます。
プログラムは、今年も変化のあるステージをお楽しみ頂けます様にW部構成に なっています。

T部は高田三郎の世界です。『典礼聖歌』より「風がどこから」、「イエズス・キリスト」、『心の四季』より「みずすまし」、 『水のいのち』より「雨」です。良くご存知の名曲ばかりです。言葉のもつ意味を大切にして、心に伝わる舞台にしたいと 思います。

U部のポピュラー編は、団員で選んだ曲です。キロロが歌っている「未来へ」は指揮者の当間先生が編曲してくださいました。
「いのちの歌」は朝の連続テレビ小説”だんだん”の挿入歌です。懐かしく思い出されることでしょう。

V部の詩人に寄せてでは、金子みすゞの詩「みそはぎ」「あさがほ」「象の鼻」に当間先生が作曲されました。一曲一曲に 思いが込められていて、優しく温かい気持ちが会場を包んでくれることでしょう。

W部は去年の『白いシクラメン』に続き 征矢泰子 作詩、瑞慶覧尚子 作曲の『ひとふさの葡萄』です。研ぎ澄まされた表現 が魅力的な詩の中に強いメッセージが込められています。二曲目の「マザー・テレサ」はアカペラです。 お互いの響きを聴きあいながら、すばらしいハーモニーをお届けできるよう練習に励んでいます。
是非みつなかホールにお越しいただきお楽しみください。

アルト 姫野チヅ子

 

今年2回目の訪問演奏(2010.4.10)

昨月に続き、また訪問演奏の機会を与えられました。作業所の運営など、障害者支援の活動をしておられるNPO“裸足の楽園”さんの総会のあとのお楽しみとして呼んでいただいたのです。

およそ30分のプログラムは「早春賦」「花のまわりで」『ふるさとの四季』より「春の小川・朧月夜・鯉のぼり」「少年時代」「東京キッド」「愛のコーラス」「さくら(森山直太朗)」「ふるさと」。 童謡、唱歌にちょっと前やらだいぶ前のヒット曲。最後は予想外にも“アンコール!”の声がかかり、楽しんでもらえた、と一安心。

お世話いただいた方は秋のりんどう定期演奏会に来られているそうで、りんどうの歌声をみなさんにも聴いてほしいと思われたそうです。
うれしいですね。

10月の定演にむけて、すてきな曲がどんどん出てきていますよ。入団するなら今っ!

ソプラノ 前田篤子

             

満寿荘へ訪問演奏に伺いました。(2010.3.24)

3月19日(金)、昨日までのすっきりしないお天気とはうって変わって、朝からとても気持ちよく晴れ、日差しが春を告げているようです。
団員それぞれが、湯山台にある満寿荘に、お昼前に集合しました。

 今日はいつもボランティアとしてお手伝いなさっている方々への、感謝の集いの会で、私たちのコーラスを聞いていただけることになりました。
ボランティアの方々といっしょに、ここに入居されている方々もたくさん同席なさっていました。

 お食事が終わるころ合いをみはからって、りんどうの歌声が「花のまわりで」からはじまります。 「早春賦」「春の小川メドレー」「おぼろ月夜」「こいのぼり」とプログラムを進めお話を交えながら、「花」「待ちぼうけ」「東京キッド」「愛のコーラス」と歌います。
歌の好きなお年寄りの方がいらっしゃるらしく、手拍子をしたり、指揮をするようなしぐさをなさりながら、楽しそうに耳をかたむけてくださっています。 大きなお口を開けて一緒に歌ってくださる方もおられ、私たちも嬉しくなってしまいました。
最後は「富士山」「ふるさと」を皆さんといっしょに歌い、30分ばかりの時間でしたが、なごやかで楽しそうなお顔に接することができました。

これからもたくさんの方々に、楽しんでいただけるような歌を、歌っていきたいと、また新たな力をいただきました。 その後おいしいケーキとコーヒーをごちそうになり、帰路につきました。 湯山台の住宅街の家々には、手入れの行き届いた木や草花のつぼみもふくらんで、爛漫の春も、もうすぐのようです。

ソプラノ 山川 冨美子

今年も総会から(2010.1.23)

今年も1月8日からりんどうの練習が始まりました。そして15日はりんどう名物(?)の総会がありました。

手作りの美味しいケーキを頂きながら和やかに楽しく進行していきます。昨年の会計報告、活動報告と続き、今年の行事予定 、会計予算、委員紹介があり出席者の承認をいただきました。いつも何かハプニングがあり、それでも無事格調高く終わるの です。それも毎年の事で、私はりんどう名物かなと思うのです。

今年は特に団員を増やしたいと云うことで川西市以外でミニコンサートをする等団員募集について皆で話し合いました。 当間先生の音楽を目指していつも前向きに楽しく活動しているりんどうの仲間を増やしたいと願っています。

               

ソプラノ 墫 節子

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